Feature Match Round 8

森雅也VS影山清友

森 慶太

 御存知、日本が誇る「APAC 2 連覇」森雅也と大阪勢の影山清友。影山も PTQ で幾度も決勝ラウンドに勝ち進んでおり、実力者として知られるプレイヤーだ。
 その影山がプレイするのは日本チャンプ堂山剛志が製作したカウンター・オース。一方の森は、林智加良や佐野文彦と直前まで調整を重ねて組み上げたという一風変わった Tradewind-Survival。双方ともにこの環境を代表するデッキタイプである。
 彼らのこの段階での戦績はともに 6 勝 1 敗で、やはり敗北してしまうとトップ 64 入りが怪しくなってくる状態。何よりも、上位入賞を目指す上で 2 敗は避けたいものである。

Game1
 そんな彼らの対戦は、森雅也のセット Taiga からの極楽鳥キャストで幕を明けた。対する影山はセット Flood Plain。ここで攻勢にまわりたい森であったが、第 2 ターンの適者生存が Force of Will によって見事にカウンターされ、第 3 ターンの Wall of Roots を経由した Merfork Looter も Swords to Plowshares によってあっけなく除去されてしまう。第 4 ターンの 2 枚目の適者生存もあえなく Counterspell され、直後に影山が Enlightened Tutor から Oath を引っ張って来てからというものの、影山の支配する場が徐々に形成されていった。
 森雅也は間違いなく国内ではトップと呼べる存在の一人である。中盤以降に悲惨なドローを繰り返しながらも、土地譲渡や Wall of Roots を Arcane Denial するなどして何とか打開策を模索し続けた。細やかなプレイングの端々からも彼の実力が感じられたものの、変異種と火口の乱暴者が面白いように回りだしてしまっては手遅れ。悪いことに、一時は 6 枚まで膨れ上がった手札も、ほとんどが土地という有様であった。
 影山の確実なプレイングによって 4/4 となった変異種(スパイクの飼育係のカウンター移しかえ)に完封され、森雅也は投了。

Game2
 影山のオープンハンドはまずまずのものであったが、彼は躊躇せずマリガンを選択。 先手第 2 ターン目の森雅也の適者生存をカウンターできるカード、Annul も Force of Will も用意できていなかったからだ。マリガン後のハンドには Force of Will が入っていたので Keep。
 さて、森をおいてからレインジャーという立ち上がりを見せた森雅也であったが、2 ターン目のドローで土地が引けず、やむなくピッチで土地譲渡をプレイ。ただ、公開された彼の手札には適者生存と一回分の Force of Will が揃っており、適者生存はカウンターされることなくキャストされた。
 しかし、一方の影山清友も慌てることなく第 2 ターンにドルイドの誓いをプレイ。森のForce of Willもしっかり Force of Will し返す展開へと持ち込んだ。
 ここから変異種を呼び出した影山ではあったが、そうはいってもいかんせん土地が乏しい。Wasteland 2 枚に Tropical Island が一枚だけと、森が有効なカードを引けたのなら十分に逆転できる余地はあったのだが、森は重ね重ねドローが悪い。適者生存でデッキを圧縮しているはずなのだが…
 影山に 2 枚目の Oath をはられてからも、森はスリヴァーの女王を場に出すなどして必死の抵抗を続けた。しかし、森のライブラリーから全てのクリーチャーがいなくなってからも、彼のドローは土地ばかりという有様。一方の影山はガイアの祝福のキャントリップでForce of Willを引き当てるなど充実のドロー。
 Force of Will、Swords to Plowshares、Annul、Counterspell、Wrath of Godという 5 枚のカードを影山が手にしている状況で延長ターンに突入。森雅也は影山のライフもライブラリーも削りきれない状態であることを認めたのだった。 かくして、影山清友のスコア 1 勝 1 分によるマッチ獲得である。
 見事、影山は通算 7 勝 1 敗による 16 位。好位置につけての折り返しだ。
 一方の森雅也も高いオポネントマッチパーセンテージに助けられて 50 位に滑り込み、二日目に賭けることとなっている。