Round 13 Feature Match

    信下淳VS平林和哉

森 慶太 

   「裏の鉄人」の一人として知られる岐阜の強豪、信下淳。プロツアー常連組としても有名な彼は、Necro-Donate を選択してここまでにマッチポイント 30 を獲得している。
 対する平林和哉も、この春に開催されたプロツアーNYを、初日を無敗北のまま折り'すという快挙を成し遂げたプレイヤーである。得"とする Survival デッキに独自の調整を加えて対立、冬の宝珠…といったカードを追加し、初日 8 ラウンドを無敗で駆け抜けるも、この日はやや失速。獲得マッチポイントは 28。

Game1
平林は無常にもダブルマリガンというスタート。対する信下は第 1 ターンに Force of Will がないことを Duress で確認しており、モックス・ダイアモンドによって第 2 ターン中に Necropotence をキャスト。そのまま 10 枚のカードをドロー。
 続く第 3 ターンに Illusions of Grandeur で 20 ライフを獲得し、20 ライフをそのまま支払って最良のハンドへと変換し、状況は決定的となった。
 平林は机を叩き付けるような勢いで"身のドローにかけるも、結果は遅すぎるラノワールのエルフ。Donate されただけでなく、それすらも Contagion されてしまい、ここで万策尽きる。
 信下が Necro-Donate のお手本のような Duel を見せ付けたのだった。

Game2
平林が Tropical Island から極楽鳥をキャストしてはじまった Game2。彼のハンドには Force of Will、オランウータン、対立、適"生存、レインジャーがあり、第 2 ターンにはそのまま適"生存を通すことに成功。そこからサイドカードのドワーフ鉱夫を展開し、信下の Necropotence はきっちりと Force of Will。信下の特殊地形を破壊し、さらに次ターンには貿'風ライダーへとつないだ。
 しかし、ここから信下が Vampiric Tutor を経由して Necropotence を通し、状況は一転。ライダーが 2 回起動される状況となってしまったものの、7点の Firestorm(平林本人にもダメージ)によって、6 体のクリーチャーを葬ったのだ。
 続くターンに Duress された平林のハンドにはライダー、土地譲渡、レインジャー、対立…という状況で、信下は対立を墓地に送り込んだ。そのままファイレクシアの抹殺"をキャストし、一転して攻勢に打って出たのだ。
 しかし、スクイーと適"生存のコンボが決まっている平林の展開力は凄まじく、信下の抹殺"はすぐさま動くに動けない状況となった。
 Necropotence によって彼のライフも相当に落ち込んでいたからだ。
 ここで信下はアクションを起こした。
 Demonic Consultation で Illusions を指定。確かに、そこから Necropotence を活用して巨大な Firestorm を打ち込めば勝てる目算だ。
 …しかし、目論見は無常にも外れる。
 30 枚近いカードがリムーヴされ、全ての Firestorm も無くなってしまったのだ。枯渇しかかったライブラリと、アップキープコストに追い込まれることとなった信下。
 平林は Krovikan Horror の能力を立て続けに起動してダメージを抹殺"にスタックし、信下のパーマネントを冷静に追い詰めた。
 平林の勝利である。

Game3
 残り 2 分しかない段階ではじまった第 3 戦。決着のつけようがあるはずもなく、マッチ自体もドローとなった。