藤田憲一 VS 小野田倫久
森慶太
 小野田倫久
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ともに日本代表経験者同士の対決となったこの一戦。
二人ともマッチングされた段階でフューチャーされることを予測していたようだった。
藤田が青白黒、小野田が赤黒で、相性的には藤田がつらそうだという話である。
Game 1
先手藤田が Obsidian Acolyte 、後手小野田が Thunderscape Familiar という立ち上がり。
藤田は早仕掛けで 3 ターン目にフィニッシャー候補である Silver Drake を召喚するも、これは Terminate でもって呆気なく除去されてしまい、逆に、小野田が 2 体の Volcano Imp と Kavu Monarch とでもって攻勢にうって出ることとなった。
一転して守勢に立たされた藤田も、Stormscape Apprentice 、Sparring Golem、Recover で回収した Silver Drake などで対抗し、第 7 ターンの段階でのライフレースは 15 対 14 と拮抗していたのだった。
だったのだが。
そこからの引きっぷりは明らかに小野田に傾いていた。
手始めに、小野田は Singe でもって Acolyte を除去。その上で、 Plague Spores でもって藤田の戦線を支える Silver Drake と一枚っきりの Swamp を破壊することに成功した。ジリジリと藤田を追い詰めだした小野田は、ついに Slingshot Goblin いう強烈な対青カードを引き当て、その上でさらなるアタッカーである Trench Wurm と Urborg Emissary までを一気に場に展開した。
「時間の無駄だな、こりゃ」と一言。
藤田はあっさりと投了を認めた。
小野田 1-0
Game 2
先手藤田が 2 ターン目に Obsidian Acolyte を召喚する・・・という一戦目を彷彿とさせる立ち上がりではあったのだが、そこから先の展開はまるで異なるものだった。
小野田が展開できたのは Kavu Monarch、Kavu Aggressor、Viashino Grappler というたった 3 枚のパーマネントだけで、対する藤田は 7 ターン目までに手札を全て使い切って脅威を展開できたのだ。具体的には Aurora Griffin 、Dromar's Attendant 、Tidal Visionary 、Prison Barricade 、Faerie Squadron といったカードが 7 ターンまでに一気に召喚されたのだ。
小野田「土地しかひかないや」
1-1 藤田
Game 3
 藤田憲一
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一方的な事故。
ほかに何か書き残すべきトピックはあっただろうか?
先手を選択した小野田は、ワンマリガンを選択し、マリガン後にもたった一枚しかランドに恵まれなかった。2 ターン目に小野田が土地を置けずにエンド宣言するや、藤田は一言「ノってきた!」
マナ事故に苛まれた小野田を尻目に、Stormscape Apprentice 、Benalish Trapper、Sparring Golem 、Aurora Griffin 、Silver Drake といったカードを一方的に展開し、藤田はわずか 3 分足らずでゲームを終わらせたのだった。
小野田「ハメられた(苦笑)」
2-1 藤田
まあ、こんなこともよくある。
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