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~強迫するのも楽じゃない~ 第六回:GP 名古屋


Thursday, May 30, 2002
 

■ 遠征

東京に住んでいる人間にとって、年に 4、5 回日本で行われているグランプリに出場するという事は、自動的に遠征を意味することになる。なんでかっつーと、東京と大阪はプロツアーの会場になるからグランプリをやらないみたいなんだよね、多分。

だから、ことグランプリへの参加ということに限れば東京・大阪の人間は実は損をしている・・・と言えなくもない。地方の人とかと話すとよく「東京がうらやましい」とか言われるんだけど、まあ、違う見方もできますよ、ってことでひとつ。

■ チームリミテッド

って奴には、どうもいい思い出がない。最初のグランプリではギリギリ入賞圏外の 5 位だったし、 2 回行ったプロツアーじゃ共に初日落ち。プロツアー東京のマスターズゲートウェイはボコボコにされたし、今回の東京でのトライアルじゃあ決勝で負けてる・・・と。

国内戦だと微妙なシールドパックをごまかしごまかし使ってなんとか決勝ボーダーに残るんだけど、オポ差で落ちたり、決勝のチームロチェでドタバタになってグチャったり。まあ、実力不足っていえばそれまでなんだけどね。

■ 今回のチームは

チーム戦ではこれまで基本的に真木とのコンビ+ 1 というチームで戦ってきたんだけれども、今回からは SBJ のライターであり、フードファイターでもある藤枝が参入することになった。

奴は結構昔から一緒にマジックをしてきた仲だが、なかなかプロツアーに縁がなかった。特にリミテッドではかなりの実力があるんだけど、PTQのBest 8で負けたりとかね。で、そうこうしている内にライターのバイトが多くなってグランプリとかに出る回数が減っちゃってたんだよね。

そんな訳で、ここはひとつ付き合いの長い俺たちが奴をプロツアーに連れてってやろう!という趣旨で結成された訳だ。エエ話や・・・。

でも実は藤枝は、金澤尚子・鶴田慶之と組んだチーム(ぴよぷーつるにっく)で PTQ を抜けたことがある(確か 2 年前の日本選手権の裏番組)のは秘密。実際にはメンバーの私用でドタキャンになっちゃってるし、ツアー未体験なことには変わりない。

■ 初日戦績:無敗!だが・・・

無敗といえば聞こえはいいが、成績は4-0-3。 4-0-3 イコール 5-2 とポイントは一緒・・・すなわち初日落ち。ん~、リミテッドのグランプリで初日落ちするとは思わなかったなぁ、このチームで。

しかしいくらなんでも引き分けが多すぎるよな・・・。まあ原因はいろいろあるんだろうけど、引き分けた試合の全部が、一本目を取られた状態でそこからエクストラターンでギリギリ二本目を勝利って言うのが情けない。

# とりあえず次回以降は、もう少しプレイングを速くする方向でいきましょうや(笑)>
# 真木御大

■ Bad Play of the Week

今回は、大阪の今井公雄さんのメールから。今井さん、サンクス!

GP 名古屋トライアル四国会場。後にGP 名古屋準優勝となる S.S.D の中村修平、窪内直樹、今井公雄はチーム戦の練習と、トライアル優勝による Bye の取得と、ほんのちょっとの初鰹の誘惑のために遠く大阪から四国までやってきていた。

トライアルの出場チームは 11 チーム、予選ラウンド 5 回戦を 4-1 としてトップで決勝チームロチェスターに向かった S.S.D。対戦相手は、岡山の小野田くんと、四国の安部くん、脇坂くんのチーム、Neo Abelanchi。予選ラウンドで唯一土をつけられたチームなだけに気合が入る。

チームロチェスターは無難に終わったが、ロチェスター終了時ではNeo Abelanchi の方が有利といわれていたため、デッキ構築は困難を極めた。

まぁ、いまさらドラフトしたカードが変わるわけではないのでできる限りのデッキ構築を行い、決勝が開始されるまで休憩をしていたところ・・・

ジャッジ:「今井さん、ジャッジステーションまで」

・・・もしかして。

ジャッジ:「サイドのデッキ登録ミスがあります。この 3 枚が登録されていませんね。ご確認下さい」

なんと、一番最初の最初にチェックしたと思っていた全く使う可能性が無いカードがチェックされていないではないか・・・当然 1 Duel ロス。チームメイトに謝るとともに、対戦相手の Neo Abelanchi の脇坂くんに報告。

今井:「やっちゃったよ、Duel ロスになっちゃった」
脇坂:「そうなんですか、実はぼくもなんですよね」

なんと、二人ともデッキチェックミスにより 1 Duel ロス!・・・ということは 1 本勝負なのかと思っていたのですが、1 Duel ロス同士で引き分け、仕切りなおしで最初からということになるらしい。

これだけで終わったら、よくある・・・わけじゃないけど、ありそうな話。まだ続きがありました。

ジャッジ:「脇坂くん、ジャッジステーションまで」

・・・??なんだろう??

ジャッジ:「脇坂くん、メインも間違えてますね。こんなカードありませんよ。」

・・・そして裁定は 1 Duel ロスの合計 2 Duel ロスに。で、自分の 1 Duelロスと相殺されて、結局脇坂くんの 1 Duel ロスからゲーム開始。一本目は脇坂くんが勝ち、二本目は自分が勝ってなんとかマッチに勝利しました。

しかしトライアルの決勝でこんなことになるなんて・・・ジャッジを含めチームメイトは全員両チームの行く末を不安に思ったことでしょう。

まあ・・・プロツアーの一回戦でデッキ登録ミスにより D.Q. されたりしてた時代もあったからねえ・・・。とにかく、デッキチェックミスで 1 Duel 落とすのは勿体無い。ランド事故って負けるよりも悔しいし。時間に余裕を持って構築を行い、せめて枚数の確認くらいはしておきたいですな。自戒を込めて。

■ 二日目

さて二日目。ライターは人手が足りていそうだったので、ゆっくり起きて昼前に会場に到着。まあ、今回は要請があっても断固拒否。たまにはサイドイベントで遊びたいジャン。

サイドイベントのドラフトで、Ruel 兄弟やらとまったり Duel
地方の知り合いと情報交換
初めてあう人といろいろ会話

せっかく地方にきてるんだから、ずっと Coverage に追われているんじゃなくて、こんな感じで過ごすのもアリだね。・・・というか、普通ならこうなのか(笑)。

ちなみに Ruel 兄弟戦は、兄に負けて弟に勝ち。あとは当たらず。まあ、こんなもんか。

■ タイトルの重み

私用があったため決勝を見れずに会場を後にしたけれども、PS2 対 S.S.D. の決勝戦は PS2 が見事に優勝。あちこちで書かれているが、チーメメンバーそれぞれが日本のトッププレイヤーなのに、なぜか優勝に縁が無かった。そういう人たちが、とうとう優勝に手が届いたのは嬉しいね。

イタルもそうだったけど、タイトルをきっかけとしてさらに躍進してほしいね。三人とも実力は折り紙つきなので、これから世界へ追いつけるように今回の優勝を大きな力にしてくれることを、老兵は切に願う次第であります。

■ ところで・・・

上で書いたとおり初日落ちしてしまった我々「Unchain」。まあ、がんばって PTQ でんべ~、と思っていたある日、真木から電話。

真木:「あのさ~、今グランプリ名古屋のあとのレーティング見てたんだけどさ。1755 点あるんだよね。」
俺:「微妙に上がってるな。で?」
真木:「プロツアー リスボンの参加条件見てみたんだけどさ、1750 点以上って書いてあんのよ。」
俺:「ほう。」
真木:「なんか・・・ PTQ 出なくても参加できるみたいよ(笑)。」

ん~・・・藤枝をプロツアーに連れて行くという当初の目的を果たしたので、今回のグランプリ名古屋、良しとしますか。

■ 2 チームに対して D.Q.

さて、グランプリ名古屋の最終成績を見てみると、なぜか順位が 2 つ繰り上がっていることがわかる。知ってるひとは知ってると思うが、決勝が始まる前に「Frenetic Efreet(堂山、小宮、藤田(修))」(以下、FE)と「Narancha the Finisher(山田屋、佐々木、宇佐見)」(以下、NtF)が D.Q.、つまり失格になっている。

さて、D.Q.の理由はなんなのか・・・。現時点でわかっている事をまとめてみると、

  • 第 9 ラウンドで当たった両チーム。マッチアップは藤田(修) VS 宇佐見、小宮 VS 山田屋、堂山 VS 佐々木。

  • まず、最初に試合が終わったのが 堂山 VS 佐々木。佐々木が勝っているのを、ジャッジ・観客らが目撃?

  • 次に、藤田(修) VS 宇佐見が終了。これは藤田(修)が勝利。複数の証言から、経過・結果ともに間違いは無し。

  • 最後に、長期戦になっていた 小宮 VS 山田屋が終了。山田屋の勝利に終わるが、これもテーブルジャッジ・観客の証言から不審な点は無し。

  • でも、提出された結果は 2-1 でFE の勝利。この結果を見たジャッジが不審に思い、両チーム・観客・ジャッジから状況を聞く。

  • 結果、ヘッドジャッジがなんらかの違反があったと判断。両チームに D.Q. を宣告。正式なアナウンスは今のところ無し。

こんなところかな。

当事者や観客からもう少し詳しい話は聞いたけど、まだ DCI が調査中なんで今回はこれ以上のコメントは不可能。進展があったら、必要に応じてまた取り上げることにする予定。

では、「今回は」ここまで!

――「ある者の愚行は他の者の財産である」
ベーコン



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