Standard Metagame Breakdown



今年の日本選手権のスタンダードはドイツ、フランス、オランダなどの強豪国の選手権の結果がばらけたいたこともあり、様々なデッキが活躍するのではないかと予想された。

この選手権がはじまる直前に色々な強豪に意見を聞いてみたところ、やはり、ある程度実績のあがっているデッキの中から、各人の好みで自分のスタイルにあったデッキを選んでいるような印象を受けた。たとえば、東野将幸も藤田憲一も黒いデッキにおちついている。

そして、下に示すのが実際のデッキ分布である。

・デッキ分布

Mirari's Wake
33:ステロイド
25:《サイカトグ/Psychatog
17:《ミラーリの目覚め/Mirari's Wake
17:サイクリング
17:黒ビートダウン
15:マッドネス
12:ビースト
8:黒コントロール
5:白青コントロール
4:リアニメイト
3:白黒クレリック
2:エルフ
2:緑黒《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
1:《対立/Opposition
1:赤白土地破壊
1:赤緑土地破壊

・ステロイド 33人

今回の1番人気となったのは赤緑のビートダウンデッキであるステロイドだった。ちなみに、選手権前日のオープン予選でもかなりの人数がこのデッキを選んでいたようだ。

ステロイドは前半《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《獣群の呼び声/Call of the Herd》などのアタッカーである程度ライフを削った後、《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》《激発/Violent Eruption》《火山の鎚/Volcanic Hammer》などでとどめを刺すデッキである。

ステロイドは安定した回りを見せ、苦手とする敵も少ないので人気が集まるのも頷けるところ。

・サイカトグ 25人

Psychatog
次いで多かったのがサイカトグである。

サイカトグは《綿密な分析/Deep Analysis》《集中/Concentrate》《強制/Compulsion》などでアドバンテージを取りつつ、《サイカトグ/Psychatog》と《激動/Upheaval》のコンボで一気に勝負を決めるデッキ。このデッキは《サイカトグ》《激動》コンボさえ決めれば勝つことができるため…様々なデッキがいると予想される今大会においても一定以上の成績が期待できると考えられていたようである。

・《ミラーリの目覚め》 18人

オランダとフランスの選手権においてプロツアーの常連組が選択したこともあり、最近増えてきたデッキである。

《ミラーリの目覚め》デッキは《神の怒り/Wrath of God》《一瞬の平和/Moment's Peace》などのカードで前半をしのぎ、《ミラーリの目覚め》や《ミラーリ/Mirari》を張ってから《狡猾な願い/Cunning Wish》を無限にコピーして勝つ典型的コントロールデッキである。しかし、《賛美されし天使/Exalted Angel》で押し切ることもしばしば。

ただ、勝ち手段が薄く時間がかかるため引き分けが増えるのが弱点ではある。

・サイクリング 17人

サイクリングは《稲妻の裂け目/Lightning Rift》や《霊体の地滑り/Astral Slide》を張り《めった切り/Slice and Dice》《新たな信仰/Renewed Faith》などの強力なサイクリングカードで相手のクリーチャーを封じ込めるデッキである。

サイクリングはクリーチャーデッキ全般に強いが、逆にサイカトグや《ミラーリの目覚め》などクリーチャーのほとんど入っていないデッキ相手には無駄カードが多いため不利となる。サイクリングは通常赤白や赤白緑が多いのだが今回平林和哉などが持ち込んだバージョンでは黒を足して《アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator》《強迫/Duress》などが入っている。

・黒ビートダウン 17人

このデッキはフランス選手権を制したことで一躍トーナメントシーンに踊り出てきたデッキである。色々なバリエーションがあり、デッキの内容は完全には固定されていない。

《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》などの強力なカードのシナジーがこのデッキの売りである。《サイカトグ/Psychatog》などには有利ではあるがステロイドや《たい肥/Compost》はやはり苦手としている。

・マッドネス 15人

日本ではあまり人気がないものの、海外では非常に多くみかけるデッキである。マッドネスは《野生の雑種犬》《尊大なワーム/Arrogant Wurm》《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》など巨大なサイズのクリーチャーを素早く展開して押し切るデッキである。

マッドネスの利点は「回ったらまず負けない」という爆発力である。しかし対抗色で組まれているためマナ基盤に不安があり…安定さを欠くところが弱点ではある。

・ビースト 12人

ビーストデッキは《野生の雑種犬》《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》《賛美されし天使》など強力なクリーチャーを用い《争乱の崖地/Contested Cliffs》をクリーチャー対策として用いているデッキである。

このデッキもバリエーションが非常に多く、基本は白緑ではあるが3色目に赤を足して《炎の稲妻/Firebolt》や青を足して《物静かな思索/Quiet Speculation》を加えたバージョンもある。

・黒コントロール 8人

オデッセイブロックで環境を支配したこのデックは《チェイナーの布告/Chainer's Edict》《もぎとり/Mutilate》などの大量のクリーチャー対策カードと《強迫》《消えないこだま/Haunting Echoes》《精神ヘドロ/Mind Sludge》などの対コントロール用カードが入っており、《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》からの莫大なマナを利用して勝負を決めるデッキである。

様々なデッキと互角に戦うことができるのがこのデッキの特徴である。
《たい肥》がこのデッキの天敵…

・リアニメイト 4人

Buried Alive
元々はマジックオンラインから流行りだしたデッキであるのだが、ドイツ選手権での入賞により一気にトーナメントシーンでも認知された。ちなみに今回このデッキを選択したのは関西の4人だけである。

このデッキは《生き埋め/Buried Alive》を使い《宿命のネクロマンサー/Doomed Necromancer》などで《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent》《戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful》《幻影のニショーバ/Phantom Nishoba》といった強力なクリーチャーを相手によって使い分けるデッキである。

しかし、リアニメイトは強力ではあるもののコンボデッキという性質上マリガンが多く、その日の引きにも影響されやすい。また、対策されると脆いという弱点はある。

・Rogue

最後に、ちょっと変わったデッキを2つ紹介しておきましょうか。

Tanaka Hisaya
ponza 2003
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Main Deck

60 cards

4 Barbarian Ring
11 Mountain
2 Petrified Field
4 Wooded Foothills

21 lands


4 Blistering Firecat
4 Goblin Piledriver
3 Goblin Sledder
4 Goblin Taskmaster
2 Grim Lavamancer
4 Sparksmith

21 creatures
4 Firebolt
4 Pillage
4 Stone Rain
2 Violent Eruption
4 Volcanic Hammer

18 other spells

Fukata Takamasa
Elf
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Main Deck

60 cards

9 Forest
3 Karplusan Forest
1 Mountain
4 Wirewood Lodge
4 Wooded Foothills

21 lands


4 Birchlore Rangers
4 Bloodline Shaman
1 Caller of the Claw
2 Gempulm Strider
1 Goblin Sharpshooter
4 Llanowar Elves
2 Seeker of Skybreak
4 Timberwatch Elf
3 Wellwisher
4 Wirewood Herald
4 Wirewood Hivemaster

33 creatures
2 Fervor
4 Wirewood Pride

6 other spells



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