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ラウンド 4: 中村 修平 vs. 大礒 正嗣

 

先ほどの PT 横浜で 2 位となり、今年のルーキーオブザイヤーでダントツのトップを行く大礒。それに対するは、2003 年度ファイナルチャンピオン、その他複数の GP で準優勝という経歴をもつ中村 修平。

スタンダードを 1-2 としての対戦であり、ここで負ければベスト 8 の目がほぼなくなるという厳しい対戦である。

Game 1

先行は大礒

大磯は、1 ターン目 《汚染された三角州/Polluted Delta》 からスタートし 3 ターン目に 《切り刻まれた軍勢/Severed Legion》 をプレイする。

対する中村は 2 ターン目 《腐敗を導く者/Shepherd of Rot》、3 ターン目 《恐怖布の急使/Frightshroud Courier》 をプレイし、大礒の攻撃した 《切り刻まれた軍勢》 を 《恐怖布の急使》 を迷い無くブロックする。

これは、黒同士の戦いだろうからか、それともこの後の展開ではこのクリーチャーがほとんど意味がないと考えたからなのだろうか。ロチェスタードラフトの為、相手のデッキがほとんど判明している為のプレイなのかもしれない。

続いて大礒は 4 ターン目に 《幽霊兜の急使》 をプレイし、5 ターン目には変異をプレイする。

それに対して中村は、4 ターン目に変異でプレイした 《煤羽の群れ/Sootfeather Flock》 を表にし、攻撃を開始する。

次のターン 《煤羽の群れ》 を除去した大礒は、《映像の造形者/Imagecrafter》 と変異をプレイし、返しで中村も変異をプレイして場が一瞬膠着したかに見えた。

中村がプレイした変異は 《朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor》 であり、次のターン《朽ちゆく猛禽》 をダメージスタック後に表にして攻撃を開始する。
対する大礒は 《残響の追跡者/Echo Tracer》 を表にして《朽ちゆく猛禽》 を手札に返し、場の状態の優位を確立しようともくろむ。

ここで中村は 《熱狂の猛禽/Frenetic Raptor》 を召喚して攻撃を開始する。
これに対して、大礒は 《皮を剥ぐ者/Skinthinner》 を表にして 《熱狂の猛禽》 を除去する。

ここで、中村、大礒ともに場を有利にするために、攻撃と除去を繰り返し、場が混沌とした状態となる。

一度場を整理してみよう。

大礒のライフは 8
場には、島 × 4 沼 × 3 変異、《皮を剥ぐ者》、《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger

対する中村のライフは 12
場には、 山 × 3 沼 × 《死神頭のノスリ/Death’s-Head Buzzard》、《ゴブリンの裏切り者/Goblin Turncoat》、《冥府の世話人/Infernal Caretaker

ここで中村は 《憤怒の冠/Crown of Fury》 を 《死神頭のノスリ》 にエンチャントしてアタックする。
ライフの少ない大礒は 《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》 でブロックし、その後、《死神頭のノスリ》 が墓場に落ちた効果により 《海辺のレインジャー》 と 《ゴブリンの裏切り者》 が墓場に送られる。
そこで中村は後続となるクリーチャーとして、先ほど 《冥府の世話人》 にて墓場から手札に戻った 《腐敗を導く者》 と 《恐怖布の急使》 の 2 体をプレイして大礒にプレッシャーを与える。

これに対し、大礒は 《秘密調査員/Covert Operative》 をプレイするが、中村も変異をプレイして 《冥府の世話人》 にて攻撃。

手札は、大礒が 2 枚、中村が 1 枚。

ライフが厳しい大礒はここで長考。
先の展開を考え変異状態の 《残響の追跡者》 を表にせずブロックを行い、《墓の刈り取り/Reaping the Graves》 をプレイして 《残響の追跡者》 等を手札に戻す。

対するターン、大礒は 《秘密調査員》 にて攻撃を行うが、これを中村は 《皮を剥ぐ者》 にて除去し、勝負あり。

大礒のターンエンドに 《腐敗を導く者》 の能力にてダメージを大礒に与え、《恐怖布の急使》 の能力を利用して畏怖の能力をつけ、大礒が先ほどのターンプレイした変異にブロックさせないようにした。

ここで大礒が投了。

中村 1-0 大礒

Game 2

先行は大礒。

大礒はマリガンにより手札が 6 枚の状態からスタートとなる。これで 1 本目を落としているためかなり厳しい状態となる。

大礒は、中村が 2 ターン目にプレイした 《腐敗を導く者》 に 《締めつける綱/Choking Tethers》 をサイクリングしてドローを行う。これはマリガン後の手札も厳しそうな様子がうかがえる。

そこから、大礒の素晴らしい攻めがはじまる。

3ターン目、大礒は 《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》 をプレイし、返しで、中村は 《腐れざる喧嘩屋/Embalmed Brawler》 をカウンター 2 つの状態でプレイし、大礒の 《ナントゥーコの鞘虫》 を牽制する。

そこからはお互いがクリーチャーをプレイし場は以下の状態となる。

大礒
島 × 3、沼 × 2、《霧衣の壁/Mistform Wall》、《ナントゥーコの鞘虫》、変異 (《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》)

中村
山 × 4、沼 × 3、《皮を剥ぐ者》、《腐れざる喧嘩屋》、《煤羽の群れ》、変異 × 2

中村は 《秘密調査員》 と 表となった 《霧衣のウミツバメ》 をブロックすることができず、ライフは 大礒 20 に対し 中村 8 といった状態。

中村の変異は 2 体とも 《皮を剥ぐ者》 であり、《秘密調査員》 と 《霧衣のウミツバメ》 を除去したころにはライフは 大礒 20 に対し中村は 5 となり、中村にとっては厳しい状態に。

大礒の飛行クリーチャーを除去した中村は 《煤羽の群れ》 にて大礒に攻撃を開始する。

それに対し、大礒は冷静に 《ナントゥーコの鞘虫》 にて中村へ攻撃を仕掛ける。
中村は、《皮を剥ぐ者》 にてブロックするが、大礒は 《映像の造形者》 にて 《ナントゥーコの鞘虫》 の種族をスリヴァーに変え、《墓所スリヴァー/Crypt Sliver》 の能力にてスリヴァーとなった 《ナントゥーコの鞘虫》 を再生する。

その後、大礒のドローは芳しくなく、いつのまにか場のクリーチャーは大礒 6 に対し、中村が 7 と逆転する。

ここで大礒は、《残響の追跡者》 にて中村の変異を手に戻し、《残響の追跡者》 と 《ナントゥーコの鞘虫》 にて攻撃を行う。ここで中村は、《腐敗を導く者》 で 《ナントゥーコの鞘虫》 をブロックし、《皮を剥ぐ者》 と変異にて 《残響の追跡者》 をブロックすることを選択する。
それにより、《幽霊兜の急使/Ghosthelm Courier》 にてパワーが上がった 《残響の追跡者/Echo Tracer》 と相打ち、《ナントゥーコの鞘虫》 が場に残り、相手の 3 体のクリーチャーを排除することにより場の有利を取り返す。

だが、中村もこのまま黙ってはいない。

次の大礒の 《ナントゥーコの鞘虫》 のアタックに対し、中村は変異でブロックし、ダメージスタック後変異を表にする。表にした変異は 《朽ちゆく猛禽》。

ここで、大礒小考。

クリーチャーをサクリファイズして 《ナントゥーコの鞘虫》 をパンプアップすれば、場の均衡が不利に傾くし、さきほどのようにスリヴァーにして再生すると、そのターンはタップしているクリーチャーが減る。ここで大礒は、スリヴァーにして再生することを選択し、このターンだけはダメージを受けることを選択する。

次のターン、大礒は 《墓の刈り取り》 をトップデッキし、墓場の 《残響の追跡者》 等のクリーチャーを手札に戻し俄然有利にする。

その後、順調に展開した大礒がこのゲームに勝利し、2 本目を取り返すことに成功した。

中村 1-1 大礒

Game 3

中村の先行。

中村が、「きっつー」 と声を上げる。
中村の手札はランドが 1 枚だが、比較的低マナのスペルが手札に多くある為、土地さえ引けば有利にゲームを進めることができるためそのままスタートする。

中村が、1 ターン目 《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》 をプレイしし、2 ターン目に 《ゴブリンのそり乗り》 に 《憤怒の冠/Crown of Fury》 をエンチャントして攻撃を開始するが・・・

3 ターン目、中村が再度、「きっつー」 と声を上げる。
ランドが 2 枚でストップしてしまったのだ。

返しのターン、大礒は 《霧衣の壁》 を出して万全の態勢で中村の攻勢を待つ。

4 ターン目、このままでは、ダメージを与えることが出来ない中村は、《長引く死/Lingering Death》 を 《霧衣の壁》 にプレイしなりふりかまわずダメージを与えにかかる。

それに対して、大礒は変異をプレイ、それは 《ゾンビの殺し屋/Zombie Cutthroat》 であり、中村は虎の子の 《ゴブリンのそり乗り》 失ってしまう。

5 ターン目、やっと 3 枚目の土地を引いた中村は 《腐れざる喧嘩屋》 をカウンターが 2 つ乗った状態でプレイし、大礒の 《ゾンビの殺し屋》の攻撃の攻撃を封じる。

その後、中村がプレイした 《死神頭のノスリ》 にて大礒を攻撃し、いつのまにかライフは中村 20 に対し大礒 9 という状態となっていた。
大礒は 《秘密調査員》 をプレイするが追いつくことは出来るのだろうか。

中村は、追加の飛行クリーチャーとして 《煤羽の群れ》 をプレイし、大礒に更なる圧力をかける。

それに対して大礒は、 《秘密調査員》 と 《映像の造形者》 にて攻撃し、中村のライフを 16 とするが、《ナントゥーコの鞘虫》 をプレイするに留まり解決策が見えてこない。

このまま、飛行クリーチャーに対処する方法を引く事が出来なかった大礒はここで投了。
ベスト 8 の可能性がほぼ無くなった大礒はここでドロップ。
多くの強豪から、現在日本最強のプレイヤーと推薦された大礒は、ここで日本選手権を去ることとなった。

Final Result : 中村 2-1 大礒



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