Saturday, December 8: 11:11 a.m. – 1st Draft: Drafting with National Team Giants
by Daisuke Kawasaki
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日本代表の北山 雅也(神奈川)と秋山 貴志(千葉)
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二日間にわたる個人戦が終了し、三日目には国別対抗戦が行われる。各国の選手権を勝ち抜いてきた代表選手達が、自国の誇りをかけてしのぎを削る世界選手権のもう一つの目玉だ。
ここでは、日本チームのドラフトを追いかけるとともに、簡単に今年の国別対抗戦のルールについて解説しよう。
昨年度までは、各国から代表選手が、3名ずつ選出され「3人チームドラフト」で行われていた国別対抗戦だが、今年から大きくレギュレーションが変わった。
代表選手が4名になり、それを2チームにわけたTwo-Head Giant(双頭巨人戦)によって行われるのだ。
今シーズン、PTサンディエゴでも採用されたこのTwo-Head Giant、アメリカではカジュアル層を中心に大人気ということなのだが、日本国内ではあまりなじみがないかもしれない。
簡単に説明すると、2人1チームを「ひとりのプレイヤー」と見なし、チームごとにターンを進行するというレギュレーションだ。
たとえば、金子 真実/樽 元気がチームを組んでいた場合、ライブラリーや手札、コントロールするパーマネントなどはそれぞれのプレイヤーが管理するが、ターンは同時にやってくる。ドローフェイズがくれば、金子だけがドローとか樽だけがドローではなく、同時にドローが行われるのだ。
さらに、ライフが30で共同である。そのため、クリーチャーのアタック/ブロックも、「どちらかのプレイヤーへアタック」といった形ではなく金子と樽に同時にアタックするし、逆にどちらのコントロールするクリーチャーもブロックできるのである。
マリガン(1度に限りデメリットなし)や先攻ドロー(片方のプレイヤーのみ先攻ドローあり)と、他にも相違点は多々あるが、基本的なルールとしてはこのような感じである。ちなみに、マッチは「ワンゲーム」で行われる。一度負ければそれで終わりだ。
日本代表も2チームにわけられる。全部で3回のドラフトの6回戦が行われるため、すべてのプレイヤーが残りの3人と1回ずつチームを組むことになる。ちなみに、一回目は、「北山/秋山」「小室/中田」というチームになった。
ここでは、チャンピオン北山 雅也(神奈川)と、秋山 貴志(千葉)のチームのドラフトを追いかけてみよう。
この国別対抗戦はドラフトで行われるのだが、はたして「2人でひとりのドラフト」とはどのようなものなのだろうか。
ドラフトは8人で行われるので、1つのテーブルには4つの国の代表が集まることになる。ちなみに、同じ国の選手同士が同じテーブルでドラフトをするわけではなく、それぞれが別々のテーブルでドラフトをし、別々の場所で構築を行う。
北山・秋山と同じテーブルになったのは、残りの上位チーム、スイス・イスラエル・オーストリアの3チーム。この4チームが、「同じチームの2人が隣り合って」すわってドラフトがスタートだ。
■Pack 1
1手目:《妖精の計略/Faerie Trickery》《茨歯の魔女/Thorntooth Witch》
他候補:《やっかい児/Pestermite》《コショウ煙/Peppersmoke》《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
このTwo-Head Giantドラフトでの一番の特徴は、一度に2枚のカードをピックするというところだろう。パワーカードを一気に集めやすい反面、パワーカードが漏れてきにくいという特性があるが果たしてこのなれないドラフトで日本代表はどのような方針を持っているのか。
秋山 「カウンター・除去・渡りを中心にピックしたいですね」
ドラフト開始前のその言葉の通り、カウンターと除去をピック。
ライフが多いので降着しやすく、そのため、パワーカード1枚で決着がつきやすい。したがって、それらに対処できるカウンターや除去が重要になってくるのだ。 また、対戦相手は大抵4色、5色でもおかしくないため、土地渡りを持ったクリーチャーは通常よりも確実なダメージソースとして機能する。
2手目:《嘆きウェルク/Mournwhelk》《使い魔の策略/Familiar's Ruse》
他候補:《泥デコの松明走り/Mudbutton Torchrunner》
3手目:《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》《低地の鈍愚/Lowland Oaf》
他候補:《山羊さらい/Goatnapper》《風立ての高地/Windbrisk Heights》
4手目:《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》《変わり身のタイタン/Changeling Titan》
他候補:《泥棒スプライト/Thieving Sprite》《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush》
5手目:《ボガートの悪ふざけ/Boggart Shenanigans》《苔汁の橋/Mosswort Bridge》
他候補:《鮮烈な小川/Vivid Creek》
6手目:《足の底の饗宴/Footbottom Feast》《斧研ぎの巨人/Axegrinder Giant》
7手目:《ナースの道化/Nath's Buffoon》《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic》
8手目:《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger》
予定通り、カウンターやアドバンテージを取れるカードを重視してピックを進めていく2人。まだ色も確定していないだけに2人の意見が割れることも少ない。
唯一割れたのが、5手目。
ここで、《鮮烈な小川/Vivid Creek》を進める北山に対して秋山が答えた。
秋山 「《苔汁の橋》は条件達成しやすいから強いよ。Vividランドは、2色で固めればいらないよ」
はたして、この秋山の戦略はどう影響するのか。
■Pack 2
1手目:《砕けた野望/Broken Ambitions》《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman》
他候補:《やっかい児/Pestermite》《コショウ煙/Peppersmoke》《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
ここでも、追加のカウンターを確保しつつ、パワーカードである《雷雲のシャーマン》をピック。1パック目の初手の《茨歯の魔女》とあわせて、北山が黒緑ツリーフォーク、秋山が赤青エレメンタル系のデックを構築する方針にほぼ決まる。
2手目:《森林の庇護者/Timber Protector》《木化/Lignify》
他候補:《低地の鈍愚/Lowland Oaf》
3手目:《まき散らす殴打/Scattering Stroke》《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
他候補:《キスキンの先触れ/Kithkin Harbinger》《苔汁の橋/Mosswort Bridge》
4手目:《煙束ね/Smokebraider》《亀の甲の変わり身/Turtleshell Changeling》
他候補:《ウーナのうろつく者/Oona's Prowler》《首のへし折り/Neck Snap》
5手目:《ごたごた/Hurly-Burly》《薄れ馬/Wispmare》
他候補:《夜明けヒラメ/Dawnfluke》
6手目:《黒ポプラのシャーマン/Black Poplar Shaman》《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
7手目:《断層削り/Faultgrinder》《巣穴滅ぼしのエルフ/Warren-Scourge Elf》
8手目:《春の大掃除/Spring Cleaning》
赤青エレメンタルの必須パーツである《煙束ね》を手に入れつつ、カウンターやツリーフォークを補充していった2パック目。この時点で、秋山の計画通りに2人ともほぼ2色でくみ上げることに成功している。
■Pack 3
1手目:《霊気撃ち/Aethersnipe》《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale》
他候補:《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》《銀エラの達人/Silvergill Adept》《低地の鈍愚/Lowland Oaf》
赤青エレメンタルを強化する《霊気撃ち》はともかく、ここで問題となったのは《噛み付く突風、ウィドウェン》。前述のように、降着環境で回避能力持ちで除去耐性のある《噛み付く突風、ウィドウェン》は圧倒的なパワーカードなのは間違いないのだが、現時点での2人の使用しているカラーコンビネーションに合致しないのである。
熟考の末、カードパワーを重視して、ピックする。
2手目:《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》《種導きのトネリコ/Seedguide Ash》
他候補:《新星追い/Nova Chaser》《鮮烈な草地/Vivid Meadow》
3手目:《戦杖の樫/Battlewand Oak》《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra》
他候補:《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte》《山羊さらい/Goatnapper》
4手目:《ボガートの食料隊/Boggart Forager》《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》
他候補:《ちらつき粉のうたた寝/Glimmerdust Nap》
5手目:《リス・アラナの傷刃/Lys Alana Scarblade》《節骨の魔女/Knucklebone Witch》
6手目:《一握りの力/Fistful of Force》《ツキノテブクロの毒/Lace with Moonglove》
7手目:《樫の喧嘩屋/Oaken Brawler》《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
8手目:《ゴールドメドウの身かわし/Goldmeadow Dodger》
中堅カードは集まるものの、除去に代表されるパワーカードに恵まれなかった3パック目。
そして、ここで懸念材料となったのが《噛み付く突風、ウィドウェン》。すでにコンセプトをもって構成してきたカラーコンビネーションなだけに、メインの色を変更は出来ない。とりあえずはどちらかにタッチをする方針に。
■Pack 4
1手目:《叫び大口/Shriekmaw》《増え続ける成長/Incremental Growth》
他候補:《首のへし折り/Neck Snap》《やっかい児/Pestermite》
待望のパワーカード、《叫び大口》をピック。これには秋山も北山の声をそろえて「やったー」と大喜び。
2手目:《煙束ね/Smokebraider》《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》
他候補:《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
3手目:《亀の甲の変わり身/Turtleshell Changeling》《雲冠の樫/Cloudcrown Oak》
他候補:《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser》《放浪者の小枝/Wanderer's Twig》
4手目:《戦杖の樫/Battlewand Oak》《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant》
他候補:《黒ポプラのシャーマン/Black Poplar Shaman》《ごたごた/Hurly-Burly》
5手目:《思案/Ponder》《ヴェリズ・ヴェルの盾/Shields of Velis Vel》
6手目:《がなりたてるボガート/Caterwauling Boggart》《巨人の憤り/Giant's Ire》
7手目:《絡め取る罠/Entangling Trap》《輪跳び/Ringskipper》
8手目:《ツキノテブクロの毒/Lace with Moonglove》
その後も、《煙束ね》や《戦杖の樫》といったコンセプトを強化するカードをピック出来た4パック目。
しかし、コンセプトが固まれば固まるほど《噛み付く突風、ウィドウェン》が...
秋山のコンセプトである赤青エレメンタルの方が、黒をタッチした場合に《その場しのぎの人形》なども活用できるため、かなり強力なデックとなるのだが、色マナに不安が残る。
■Pack 5
1手目:《眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending》《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
他候補:《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》《雲冠の樫/Cloudcrown Oak》《質素な命令/Austere Command》
ここでも、さらに除去をピック。しかし、レアをみると、超パワーカードである《質素な命令》が。
秋山 「やっちまったー」
とはいっても、引いたカードは時の運。悩んだ結果、カットをするのではなく《傲慢な完全者》でデックのパワーを上げることを選択した。
2手目:《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》《巨人の先触れ/Giant Harbinger》
他候補:《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow》《ボガートの食料隊/Boggart Forager》《キスキンの短刀挑み/Kithkin Daggerdare》
3手目:《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》《根組み/Rootgrapple》
他候補:《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow》
4手目:《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser》《変わり身のタイタン/Changeling Titan》
他候補:《まき散らす殴打/Scattering Stroke》《一握りの力/Fistful of Force》
5手目:《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
6手目:《がなりたてるボガート/Caterwauling Boggart》《ちらつき粉のうたた寝/Glimmerdust Nap》
7手目:《潮刻みの神秘家/Tideshaper Mystic》《麗しき者の勇気/Prowess of the Fair》
8手目:《飛翔する希望/Soaring Hope》
このパックで特筆するべきは、3手目の《包囲の搭、ドラン》だろう。黒緑ツリーフォークを構築している北山にとって、願ってもないパワーカードである。しかし、これによって、今度は北山に白をタッチする必要が出てきた。 色マナをサポートするカードをほとんどピック出来ていない2人。ここにきて秋山がついに決意を口にする。
秋山 「Vividランドをなによりも優先してピックしよう」
■Pack 6
1手目:《タール火/Tarfire》《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》
他候補:《霊気撃ち/AEthersnipe》《山羊さらい/Goatnapper》
といっても、出ないカードはピック出来ない。仕方なく優良火力の《タール火》をピック。《霊気撃ち》はぜひとも欲しいカードではあったが、渡りクリーチャーがあまりにも少ないため、《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》をピックする。
Vividランドは次のパックに期待したい。
2手目:《霊気撃ち/AEthersnipe》《タール火/Tarfire》
他候補:《雲冠の樫/Cloudcrown Oak》《放浪者の小枝/Wanderer's Twig》
回って来たカードをみて、2人が同時に声をあげる。
秋山・北山 「あーーー、ないーーーー」
とはいえ、《タール火》《霊気撃ち》というかなりのパワーカードが手に入ったのだから文句はない。《放浪者の小枝》ですらピック候補に挙がってしまったが、さすがにカードパワーが違いすぎる。そう、Vividランドは次で手に入れればいいのだ。
3手目:《ヴェリズ・ヴェルの翼/Wings of Velis Vel》《キスキンの癒し手/Kithkin Healer》
回って来たカードをみて、2人が同時に声をあげる。
秋山・北山 「あーーー、ないーーーー」
あまりにもピックするカードに恵まれなかったこのパック。仕方なく除去になる可能性のある《ヴェリズ・ヴェルの翼》をピック。
まだ中身の知らないパックは残り1つ。
4手目:《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》《スズメバチ騒がせ/Hornet Harasser》
他候補:《水流を読む者/Judge of Currents》《ボガートの誕生の儀式/Boggart Birth Rite》
祈るように、カードを一枚ずつめくっていく秋山。そして、最後の1枚を見た瞬間に2人は同時に声をあげる。
秋山・北山 「あーーー、ないーーーー」
結局、Vividランドはその姿をあらわさなかったのだった。
5手目:《黒ポプラのシャーマン/Black Poplar Shaman》《ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel》
6手目:《放浪者の小枝/Wanderer's Twig》《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
7手目:《斧研ぎの巨人/Axegrinder Giant》《炎族の喧嘩屋/Flamekin Brawler》
8手目:《沼のチンピラ/Bog Hoodlums》
なんとか、《放浪者の小枝》が一周してきたのをつかまえ、デック全体のパワーアップも果たしたものの、念願のVividランドは手に入らなかった。
結果色マナに不安を覚えつつの構築となった。
■ドラフトを終えて。
1パック目の5手目を振り返って秋山が語る。
秋山 「もう、あのときの俺、死んだほうがいいって感じですね...まさか最後で1枚もでないなんて思いませんでした...」
一方で、北山はこう語る。
北山 「回避能力が少なすぎますね。冷静に考えると地上なんてどうにでもなっちゃうんだから、ツリーフォークはコンセプト自体が失敗だった可能性があります」
ドラフトの内容には不満が残る結果となったが、それでも現状の日本の順位は現在トップタイである。日本中のデュエリストの期待がかかっているだけに、是非ともがんばって欲しい。
最後に、北山が構築終了後に語っていた印象的なセリフを紹介しよう。
北山 「とにかく時間が足りなかったです。普通のドラフトと同じ30分で、2倍のカードをチェックしてデッキ2個作らなきゃいけないので、相談する時間とかほとんどなかったですね...。ピックをするときからデッキの形をもっとイメージしないとつらいでしょう」
Saturday, December 8: 11:11 a.m. – Round 17: スイス代表 vs. 日本代表(中田/小室)
by Keita Mori
■Drafting
日本代表(中田/小室):
日本代表はコモンに存在する各種の「土地渡り」をフル活用すべくドラフトを進めた。青黒の小室は2マナ2/1の《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow》と5マナ3/3の《墨深みの潜り手/Inkfathom Divers》をあわせて3体、緑白黒赤の中田が4マナ2/4の《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》を2匹。さらに、日本代表は小室のデッキに3枚のカウンター呪文を搭載するかたちにデッキを仕上げている。
まとめると、中田のデッキは緑と黒のツリーフォーク、白いキスキン、タッチした赤から《つっかかり/Lash Out》と《タール火/Tarfire》という内容で沼渡りが2体。もちろん、ベースとして2枚の《肥沃な大地/Fertile Ground》や複数のVividランドがマナベースをサポートしている。小室は3体の島渡りを擁するマーフォーク軍団と《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale》率いるフェアリーという2部族混成だ。
スイス代表:
対して、スイスチームは完全分業作戦。「呪文部門」「クリーチャー部門」と割り切ったデッキを構築してきた。赤黒の除去満載の「呪文デッキ」を左舷に、盤面を作り上げるべくクリーチャーばかりを20体近く搭載した青白マーフォーク・キスキンを右舷に配備している。
■Match Report
日本代表:
青黒フェアリー・マーフォーク(小室 修)
緑白タッチ赤ツリーフォーク・キスキン(中田 )
スイス代表:
赤黒除去呪文スペシャル
青白キスキン・マーフォーク
ダイスロールで先攻をとったスイスが序盤から日本を圧倒する。 開幕ターンに左舷の赤黒が《思考囲い/Thoughtseize》。これによって中田の序盤のキーでもあった《ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger》を奪い取る。さらに右舷の白青は1マナ2/2キスキン《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》を呼び出した。スイスは2ターン目にも《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》を、3ターン目にも《キンズベイルの散兵/Kinsbaile Skirmisher》を、と追加してダメージレースで先行。
ここまで日本代表はただただ土地をならべるのみという展開で、3ターン目が最初のアクションとなった。中田が《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》をプレイして敵陣の《メドウグレインの騎士》を除去し、小室が最初のクリーチャーとして《秘密を溺れさせる者/Drowner of Secrets》を召喚。ただ、この1/3マーフォークはすぐさまスイスの《つっかかり/Lash Out》の「一枚目」で葬られてしまう。
ちなみに、ここで行われる「激突」でスイス側のライブラリーからめくれたのは「二枚目」の《つっかかり》。強い。しかし、スイス軍の除去デッキにはこの優良火力が四枚搭載されているのだから、これも当然といえば当然のことなのかもしれない。
スイスはさらに《ツキノテブクロのエキス》を置きながら攻勢を維持し、日本は《亀の甲の変わり身/Turtleshell Changeling》と《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》を展開してなんとか防御網構築を急ぐ。
しかし、日本軍の《トネリコ》は《ツキノテブクロのエキス》と二枚目の《つっかかり》によってすぐさま除去されてしまい、スイス軍はアタックを継続。さらに《銀エラの達人/Silvergill Adept》と《姿分け/Shapesharer》とを盤面に追加してみせるスイス。
ちなみに、二枚目《つっかかり》の際の「激突」にスイス軍が勝利しており、スイスはさらに「三枚目」の《つっかかり》を、ブロックに参加したことで傷ついていた《亀の甲の変わり身》へとプレイした。この2回の「激突」で本体に6点の追加ダメージがはいったこともあって、あっという間に日本代表のライフは14まで削り落とされている。
さらに悪いことに、小室と中田は土地ばかりを引き当てる展開。対照的に、スイス軍は《チドリの騎士/Plover Knights》に《高潮測り/Surgespanner》に、と次々と脅威を展開してくる流れ。
唯一、小室が「想起」使用から《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》でのリアニメイトという《嘆きウェルク/Mournwhelk》コンボを決めて敵陣の手札を攻めるシーンもあったにはあったが、大勢はくつがえせなかった。
スイス代表チーム2、勝利
※国別対抗団体戦では、両方のチームが勝利した場合はマッチポイントを9点、片方のチームが勝利した場合はマッチポイントを3点獲得できることになる。
Saturday, December 8: 12:15 p.m. – Round 17: スイス代表 vs. 日本代表(北山/秋山)
by Daisuke Kawasaki
日本代表:
左:秋山 貴志(千葉):赤青エレメンタル
右:北山 雅也(神奈川):黒緑ツリーフォーク
スイス代表:
左:Nico Bohny(スイス):青白マーフォーク
右:Manuel Bucher(スイス):赤緑エルフ
先手の日本チームは、どちらもマリガン。Two-Head Giantというレギュレーションでは、1度までは「手札を減らさずに」マリガンを行えるので、これ自体は大きなディスアドバンテージではない。
だが、北山は「悪くなった」とぼそり。
日本代表のファーストアクションが、秋山が《ボガートの妖精追い/Boggart Sprite-Chaser》をキャストするのみなのに対して、スイス代表は、それぞれ《水流を読む者/Judge of Currents》《魂光りの炎族/Soulbright Flamekin》をキャストという早いスタート。
しかし、これを秋山の《ごたごた/Hurly-Burly》が一掃し、北山が《戦杖の樫/Battlewand Oak》をキャストし、場を優位にする。
スイス代表の場には、《水流を読む者/Judge of Currents》《レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher》と現れるが、北山は《森/Forest》をセットしながら《雲冠の樫/Cloudcrown Oak》をキャスト。これによって、5/7になった《雲冠の樫》で果敢にアタックする。
しかし、スイス代表も負けてはいられない。
《レンの地の群れ使い/Wren's Run Packmaster》をキャストするとともに、《メロウの先触れ/Merrow Harbinger》で《墨深みの潜り手/Inkfathom Divers》をサーチする。通常のドラフトであれば、それほどのパワーカードでもない《墨深みの潜り手》ではあるが、ことTwo-Head Giantにかぎれば、相手の場にはほぼ必ず《島》があるため、実質アンブロッカブルクリーチャーとして機能するのだ。
秋山が《霊気撃ち/AEthersnipe》を想起でキャストし、一度《レンの地の群れ使い》を手札に返し、北山が《雲冠の樫》《戦杖の樫》でアタックする。このうち、《雲冠の樫》は戻ってきた《レンの地の克服者》にブロックされてしまうのだが、《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》で回収する。続いて、ブロッカーとしてスイス側にあらわれた《雲冠の樫》を想起の《叫び大口/Shriekmaw》で除去、さらに《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》でつり上げて《墨深みの潜り手》を除去という、一気に攻め立てるプランを展開する。
しかし、スイスの場に《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》が登場。ここにきて秋山のマナ事故が痛い。《煙束ね/Smokebraider》で加速しているものの、秋山の場には土地が3枚しかなく、妨害担当の秋山の動きが制限されていることで、対戦相手の脅威に対処しきれないのだ。
そして、再びキャストされた《魂光りの炎族》の能力で《叫び大口》が対象となり除去されてしまう。《雲山羊のレインジャー》こそ、ブロックされた《ボガートの妖精追い》に《ヴェリズ・ヴェルの翼/Wings of Velis Vel》を使うことで対処するが、数で攻めていたはずの日本代表が、逆に数で逆転されてしまう。
そして、その差は、《エルフの先触れ/Elvish Harbinger》でサーチされた《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》と、《レンの地の群れ使い》でますます広がっていくこととなる。
秋山の手札の《巨人の先触れ/Giant Harbinger》がキャストできれば、《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman》で場を一掃できるのだが、5枚目の土地が遠い。
序盤にリードしたライフ差さえも《水流を読む者》によって回復され、このままだと、島渡りたちにライフを削られるのをただ待つのみとなってしまう。
だが、ついにここで秋山が待望の5枚目の土地をドロー。《巨人の先触れ》で《雷雲のシャーマン》をライブラリーのトップへ。この時点で秋山のコントロールする巨人は《低地の鈍愚》《亀の甲の変わり身/Turtleshell Changeling》《巨人の先触れ》の3体。一方でスイス代表の場には、タフネス5以上のクリーチャーが《レンの地の群れ使い》しかいないのである。
《雷雲のシャーマン》によって、スイスの場は一気に崩壊。一方の日本は、先ほどの秋山の巨人の他に、北山にも《変わり身のタイタン/Changeling Titan》と《雲冠の樫》が残っているのだ。再び数の優位を取り返すことに成功する。
しかし、最大の脅威である《レンの地の群れ使い》は対処できない。そして、この状況を加速したのが《姿分け/Shapesharer》。《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》から緑マナを供給しつつ、スイスの場に並ぶ狼トークン達。
対抗策の《木化/Lignify》を引き込んだときにはすでに手遅れなのだった。
スイス代表チーム1、勝利
Saturday, December 8: 1:44 p.m. – Round 18: イスラエル代表 vs. 日本代表
by Keita Mori
個人戦で決勝ラウンド進出を決めているユーリ・ペレグ(Uri Peleg)の活躍もあって上位につけているイスラエル代表。黒星スタートとなってしまった日本代表としては是非とも2チーム勝利での9マッチポイントがほしいところ。
そして、小室&中田ペアは快勝!
中田の《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》が敵軍の《質素な命令/Austere Command》を完封し、小室が島渡りのダメージクロックで堅実にダメージを積み重ねた。2体の《墨深みの潜り手/Inkfathom Divers》と1体の《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow》がきっちりと殴りきるプラン。
日本代表チーム2、勝利
一方そのころ、敵将ユーリ率いるコンビと対峙していた北山&秋山ペアは泥仕合の様相。敵陣にはパワフルな巨人軍団が勢ぞろい。こちらもこちらで牢なるツリーフォーク軍団がズラリ。
秋山 「《質素な命令/Austere Command》を流したのも気になって動きにくかったですね」
そうこするうちにタイムアップ。
ちなみに、どれだけ敵陣が巨人満載デッキだったかというと、このとおり!
日本代表チーム2、引き分け
Saturday, December 8: 3:24 p.m. – Round 19: スイス代表 vs. 日本代表
by Keita Mori
北山&小室 「今回はさがにデッキ強すぎますよ!」
二回目のドラフトでは《不敬の命令/Profane Command》、《謎めいた命令/Cryptic Command》、《狡知/Guile》といった構築級のトップレアに恵まれたという北山&小室ペア。ほかにも《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie》、《清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate》といったリミテッドでおなじみのパワフルレアも。さりとてレアしか見所がないデッキということもなく、脇をかためる各種コモンも相当に強いラインナップで、デッキは贔屓目無しに強そうだ。
小室 「火力を制するものがツーヘッドを制するといっても過言ではないですね」
と、小室は3枚取れている《つっかかり/Lash Out》をアピール。この優良火力をはじめとした豊富な除去を搭載し、たしかに連勝に期待したくなる内容である。
...が、しかし。自慢の構築級レアを一枚も引けない北山&小室ペア。
除去スペルを駆使して、なんとか敵軍の頭数を少しずつ減らしていったものの、終始防戦一方。戦線を支ええていたタッパーである《石ころ川の釣り師/Stonybrook Angler》を倒されてしまい、あえなくスイスにこのフォーマット二敗目を喫してしまうのだった。
秋山 「スイスつえーよ!」
一方、秋山&中田ペアもまた、スイスに連敗という憂き目にあってしまう。
最終的には《叫び大口/Shriekmaw》を回収スペルで循環させて盤面を掃除にかかる展開にまで持ち込んだ彼らだが、いかんせん序盤の展開力に差がありすぎた。コントロールを掌握しかかるころには、すでに残りライフ2点にまでおいつめられており、何をトップデッキされても負けという状態だったのだ。
中田 「序盤、僕が事故らなければ...」
日本代表、2チームとも敗北
Saturday, December 8: 4:44 p.m. – Legacy: Japanese Secret Tech
by Daisuke Kawasaki
日本勢にとって鬼門と思われたレガシー5回戦。経験の差が大きく出やすい構築において、文化としてヴィンテージが根付いている欧米に対し日本は大きなディスアドバンテージがあった。
たとえば、破竹の勢いでスタンダード・ドラフトと勝ち抜いた三田村 和弥(千葉)は、レガシーで苦渋をなめされている。
三田村 「正直、レガシーわからなすぎですよ...」
実際、既存のアーキタイプをネットから拾ってきた...というプレイヤーも少なくなかった。結果としてみれば、セファリッドブレックファーストを選択した小室 修(東京)・高橋 優太(東京)が全勝と4勝という成績を上げてはいるものの、有田 隆一(千葉)の言葉を借りれば「日本殺し」なレギュレーションであったことは否めないだろう。
しかし、そんななかで、調整の末に新しいアーキタイプを持ち込んだプレイヤーがいた。
「ストンピーの貴公子」斎藤 友晴(東京)である。
Katsuhiro Mori
Tomb Stompy / Worlds 2007 Legacy Deck
自身も、3勝1敗1分という成績を納め、見事Player of the Yearを獲得。さらに、ドラフトで失速した森 勝洋(大阪)のTop 8進出に多大な貢献を果たしたのがこの「Tomb Stompy」というアーキタイプだ。
そこで、斎藤にこのデックの制作秘話をインタビューしてみた。
練習初期
斎藤 「池袋に4~5人集まって練習しました。最初はメタの中心になりそうなデッキ同士で何回かやりましたね」
まずは環境把握から。そうやってメタの中心となっているデックの動きを肌で実感した上で、いよいよデックの選択に。
斎藤 「最初の頃に作ったのは、Dredge(発掘)と、黒単でしたね」
――黒単ですか?
斎藤 「《虚空の力線/Leyline of the Void》と《仕組まれた疫病/Engineered Plague》っていうメタカードを4枚ずついれて、あとは手札破壊を入れたデッキですね。あとは《肉占い/Sarcomancy》などのウィニーでビートダウンするっていう」
この黒単デック。やはり、《肉占い》や《闇の腹心》でのビートダウンはレガシー環境では遅すぎ、手札破壊などでのアドバンテージがある間に勝ちきれないため、「失敗作でしたね、やっぱ」と語る。
しかし、一方で、メインボードにメタカードを、特に《仕組まれた疫病》を入れるというコンセプトにはこの時点で手応えを感じていたという。
だが、やはり、メインから4枚入れるのは厳しかった。
多色化
斎藤 「次に、《悟りの教示者/Enlightened Tutor》デッキを作ろうって言うことになって。やっぱり、メタカードをメインで使えるのは強いんですよ。手札破壊12枚(《強迫/Duress》《思考囲い/Thoughtseize》《Hymn to Tourach》4枚)って言うコンセプトは残しつつデッキを太くするなら、《教示者/Tutor》だなって」
こうして、デックは単色から多色化を進めることとなる。
アドバンテージを取れるカードを求めて青の《渦まく知識/Brainstorm》と《粗石の魔道士/Trinket Mage》が入り、強力なメタカードである《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》も使用できるようになった。
コンセプトはここでほとんど固まった。
斎藤 「黒単だとフェッチランドを使わないせいで墓地が増えないから入れてなかったんですけど、多色化して《渦まく知識》や《剣を鍬に/Swords to Plowshares》なんかの軽いカードも増えたんで、最初の時点からいれてましたね」
多色化というコンセプトにたどり着いた時点で、すでに《墓忍び》は採用していたという。最初のフィニッシャーは《墓忍び》が2枚に《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》が3枚という構成だった。
斎藤 「使ってみたら《曇り鏡のメロク》は重かったんで抜けました。逆に《墓忍び》は早ければ3ターン目とかにでも場に出てましたね。スタンダードだと、《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》や《謎めいた命令/Cryptic Command》みたいにバウンスがはやってるんでそこまで強くないんですけど、レガシーはバウンス全くないじゃないですか。《剣を鍬に》さえ手札破壊で落とせば対処されないんですよ」
調整をしていった結果、「《墓忍び》をひけないと厳しい」という観点であっというまにデックに4枚投入されることとなった。
個別のカード
・《瓶詰めの回廊/Bottled Cloister》
斎藤 「相手がカウンターとかだと、お互いスカスカになるんですよね。そんな時に、《悟りの教示者》で持ってこれるカードでアドバンテージにつながるもの入れたらどうかなって。最初は《生体融合帽/Grafted Skullcap》考えてたんですけど、こっちをクズレア入れから見つけまして」
・《呪われた巻物/Cursed Scroll》
斎藤 「最初は黒単に3枚いれてたんですけど...やっぱり弱くて。でも、《粗石の魔道士》でサーチできるなら1枚くらい採用してもいいかなって思って入れました。やっぱ、ひかれて《墓忍び》対処されることもあるんで、追加の勝ち手段で直接ダメージを与えられるカードをとれたのは大きいですね」
実際に、Round15での森のマッチアップでも、この2枚のカードが斎藤の期待通りの働きをみせ、森を勝利に導いている。
メタゲーム
斎藤 「ゴブリン・スレッショルド・セファリッド(ブレックファースト)が多いかなと思っていました。これらのデッキに7:3くらいでかてたんで、これはいけるかなって思いましたね」
一方で苦手なデッキタイプについてもきいてみた。
斎藤 「その、想定してたデッキにはほとんど相性よかったんですけど、昔ながらの《行き詰まり/Standstill》を使用したパーミッションは予想外でしたね。ものすごく相性が悪いです。あと、さっきちょっと試したら《魔の魅惑/Aluren》も厳しそうです。あぁ、あと白スタックスも厳しいです」
実際に、斎藤からデックをシェアされた樽 元気(神奈川)は、白スタックスを使用する藤田 修(京都)に、本人の言葉を借りれば「なすすべもなく負けた」そうだ。
とにもかくにも、相当な意欲作として持ち込んだこのTomb Stompy。本人もかなり気に入ったデックであったようだ。
インタビュー終了後に斎藤は笑いながら言った。
斎藤 「レガシーやり足りないんで、これからサイドイベント行ってきますね」
Saturday, December 8: 5:43 p.m. – Round 20: チェコスロバキア代表 vs 日本代表
by Daisuke Kawasaki
なかなか勝ち点を重ねられずむずがゆい思いを続ける日本代表チーム。
しかし、個人戦でのアドバンテージか、はたまたTwo-Head Giantというレギュレーション故の特性か、スイスをのぞく各国も勝ち点を重ねることが出来ず、なんとか好位置をキープし続けている。おかげか、フィーチャリングテーブルでマッチを戦うのもこのラウンドで3回目だ。
とはいえ、そろそろ追手が気になるところ。この辺でなんとか勝ち点をあげたいところだが...
秋山/中田
ドラフト自体は成功だったとかたるものの、なかなか結果がついてこない今日の秋山。
秋山 「ここで勝たないと、そろそろ厳しいんですよね」
中盤以降のゲームを決めかねない《キスキンの癒し手/Kithkin Healer》を召喚酔いのうちに中田が《タール火/Tarfire》で除去。その勢いのまま《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》を場に送り込む。
しかし、チェコのマーフォーク軍団の島渡りが、秋山の《島》を渡って着々とダメージを重ねる。なんとか《石ころ川の釣り師/Stonybrook Angler》が防線を保っているものの、いつ均衡が崩れてもおかしくない。
中田が《傲慢な完全者/Imperious Perfect》で場を制そうとすると、チェコも《群れの召喚/Summon the School》で応戦。逆に《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》で《傲慢な完全者》が除去されてしまう。
秋山が《深海踏みのメロウ/Deeptread Merrow》の島渡りでダメージを重ねるものの、《水流を読む者/Judge of Currents》によってむしろ、ライフは増える一方だ。追い打ちをかけるように、チェコ代表は2体目の《水流を読む者》を場におくりこむ。
この脅威の回復エンジンによって、チェコ代表のライフは軽く100を超える。
全く対抗手段がないまま、呆然とする日本代表チームに向かってキャストされたのは《謎めいた命令/Cryptic Command》。そして、《最後のお祭り騒ぎ/Final Revels》。
丸腰になった日本代表にむかって、マーフォーク達が牙をむく。
チェコ代表、まずは1勝。
小室/北山
さて、一方の小室と北山のいわゆる「アサレン」チーム。
小室 「ドラフトは超デッキ強いですよ」
と天才的なコメント。確かに、《謎めいた命令》《不敬の命令/Profane Command》という2枚の命令に加えて、北山のデックには《狡知/Guile》まで含まれているのだ。
だが、先ほどのスイス戦では全くデックの強さを生かせないまま敗北。なんとかここでデックのポテンシャルを発揮したいところ。
白緑と白タッチ赤青という、白メインのコンビネーションのチェコ代表。
序盤は、北山のカウンターと小室の除去でチェコ代表の攻勢を削ぎ、《石ころ川の釣り師》でうちもらしたクロックに対処する。
そして、小室が《ボガートの先触れ/Boggart Harbinger》から《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie》をサーチ。さすがにこのクリーチャーは放置できないとチェコ代表は《つっかかり/Lash Out》をキャスト。
小室の決戦兵器はうしなったものの、北山が《妖精の先触れ/Faerie Harbinger》や《深海踏みのメロウ》といった回避能力持ちのクリーチャーでコツコツとライフを刻み続ける。
チェコ代表の《川床の水大工/Streambed Aquitects》は《ちらつき粉のうたた寝/Glimmerdust Nap》で対処し、《キスキンの癒し手》《変わり身の勇士/Changeling Hero》によって速度を落とされつつも、ついにチェコ代表のライフを15とする。
チェコ代表のターンエンドに小室がキャストした《つっかかり》は華麗に激突負けしたものの、ライブラリートップが《つっかかり》。この2枚目の《つっかかり》で激突を勝利し、さらにチェコ代表のライフを削る。続くターンのフルアタックでチェコ代表のライフは0だ。
チェコ代表がすべてをかけた《活力/Vigor》を小室が華麗に《眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending》したことで、チェコ代表は握手を求めたのだった。
結果、日本とチェコスロバキアは1勝1敗の痛み分けとなった。
はたして、最終ドラフトで日本はリードを守りきれるのか。
Saturday, December 8: 7:21 p.m. – 3rd Draft:Drafting with "GENIUS"
by Daisuke Kawasaki
国別対抗戦も、4ラウンドを終了し、残すところ2ラウンド。
個人戦を圧倒的なパフォーマンスで終え、1位タイの成績で土曜日を迎えた日本代表だったが、経験のすくないTwo-Head Giantというレギュレーションに大苦戦。
今大会に向けて猛練習を積んだスイスと2回対戦している事もあって、勝ち点の上乗せが9点で、ついにオーストリアに逆転されてしまう。
しかし、残りのラウンドでは上位チームとの対戦の可能性も十分にあるため、まだまだ結果はわからない。とはいえ、残りの2ラウンドの内、1回はチームとしての勝利を納めなければ厳しいことにはかわりない。
残り2ラウンドの結果を占う重要な最終ラウンド。ここでは、「華麗なる天才」小室 修(東京)と秋山 貴志(千葉)のチームのドラフトを追いかけてみよう。
Pack 1
小室 「最初に除去が出なくて、デッキの方針を決められなかったんですよ」
除去のないパックを引いてしまった小室・秋山チーム。結局《川床の水大工/Streambed Aquitects》と《妖精の計略/Faerie Trickery》からスタート。
《チドリの騎士/Plover Knights》や《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》といった白の優秀カードをピックして、青白のカウンターと回避能力を担当するデックを作るというプランがほぼ確立する。
残りの3色からどれをピックするかというと...この時点ではまだまだ確定していないようだ。
Pack 2
目立ったカードのない初手では、《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》と《木化/Lignify》をピック。続いて《ゴールドメドウの侵略者》と、ファーストドラフトの反省を生かしてか《鮮烈な岩山/Vivid Crag》をピック。
そのまま、緑のカードを多めにピックし、二つ目のデックが緑を軸にすることが確定。ここまで《断層削り/Faultgrinder》のような中堅カードをそれなりにピックしている赤が2色目の候補か。
Pack 3
初手こそ《チドリの騎士/Plover Knights》の追加をピックしたものの、以降は《湿地の飛び回り/Marsh Flitter》や《霊気撃ち/Aethersnipe》といったカードをスルーしてまで《タール火/Tarfire》《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》とピック。そろそろ赤緑の強化をスタートする。
この時点で、小室が秋山に明確に「黒はいらない」と告げる。
小室 「もう、とにかく除去が出なかったんで、クリーチャーで殴るデックを作る方針に変えましたね」
Pack4
《種導きのトネリコ/Seedguide Ash》や《葉光らせ/Leaf Gilder》といったカードに心惹かれながらも、「さすがに回避能力は強い」と、《川床の水大工》と《チドリの騎士》をさらにデックに追加する。
途中で《銛撃ちの狙撃者/Harpoon Sniper》や《亀の甲の変わり身/Turtleshell Changeling》もピックし、青白は万全なのだが...はたして赤緑はどうなるか。
ここで《湿地の飛び回り》をピックし、前言撤回タッチ黒の道も模索し始める。
Pack 5
やはり、ピックは青白の《忘却の輪/Oblivion Ring》《銀エラの消し去り/Silvergill Douser》。
だが、以降は《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》をスルーしてまでの《キスキンの短刀挑み/Kithkin Daggerdare》や、《森林の変わり身/Woodland Changeling》などと緑の強化にいそしむ。
とにかく、クリーチャーで殴るデックという方針は確定したようだ。
小室 「もし、最初からこのプランでいってればもっと強いデッキもくめたんですけどね...」
《暁の君主/Sunrise Sovereign》をピックしたこのパックで、なんとか赤緑の巨人をメインとしたデックという方針がうっすらと見えてきた。
Pack 6
最後のパック。ここで出てきたのが《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale》。使用できる可能性は果てしなく低いのだが、やはり回避と除去耐性の組み合わせは見逃せない。
これと、《森林の変わり身》を初手にピックし、またも《霊気撃ち/AEthersnipe》をスルーしての《沼うろつきのトネリコ/Bog-Strider Ash》。4ラウンドの経験で、渡りの点数が上がった証拠か。
こうして、ピックが終了し、構築がスタート。
前述のように、小室が青白キスキンマーフォークを、秋山が赤緑の巨人をというプランだったのだが...やはり赤も緑もカードの質が低い。
カードを並べてみると、どうやら《水流を読む者/Judge of Currents》3枚を擁する小室の青白は、マーフォークだけで十分デックになりそうな様子。そこで、大量にピック出来た白のカードのなかでキスキンだけは秋山に譲り、秋山は白緑に火力をタッチしたデックを使用する事に決まった。
紆余曲折の結果、なんとか構築が終了した2人。デックの感想を聞いてみた。
小室・秋山 「厳しいですね」
声をそろえて、苦い顔をする2人。
一方の北山/中田チームはどうだろうか?
中田は、黒の除去とエルフのシナジーを中心とした強力なデックを構築。とはいえ「このデッキがTwo-Head Giantで通用するか...」と不安を隠せない様子。やはり、ここまで勝ちきれないでいるのが心に引っかかっているのか。
また、北山も、かなり強力な青白マーフォークを構築しつつも
北山 「もう、全然だめでしたよ...」
と自信のなさを隠さない。どうやら、この4ラウンドは彼らの心に深い傷を残してしまったようだ。
何はともあれ、残りの2ラウンドを戦い抜くデッキは完成した。
はたして、この4つのデックは、日曜日への切符となりえるのか。
Saturday, December 8: 8:42 p.m. – Round 21: オランダ代表 vs. 日本代表(北山/中田)
by Keita Mori
昨年度の世界選手権団体戦決勝もオランダ対日本というカードで、日本代表は決戦に敗れている。そして、去年のオランダ代表にも名を連ねていたロバート・ファンメデボート(Rovert van Medevoort)が、今大会の個人戦ベストエイト進出を果たしたロエル・ファンヒスウィク(Roel van Heeswijk)とともに日本代表の前にふたたび立ちふさがった。団体戦決勝進出の望みをかけて、暫定三位の日本は必勝を期す。
オランダ代表
ロバート(Robert van Medevoort): 赤黒巨人エレメンタル
ロエル(Roel van Heeswijk): 青白マーフォーク
日本代表
北山: 青白マーフォーク
中田: 緑黒エルフ
ゲーム序盤を支配していたのは、間違いなく日本代表だった。
先手を取り、第2ターンに《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling》と《葉光らせ/Leaf Gilder》を、第3ターンに《水流を読む者/Judge of Currents》と《ツキノテブクロの選別者/Moonglove Winnower》を、第4ターンに《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide》と《骸骨の変わり身/Skeletal Changeling》を、と毎ターン2体ずつクリーチャーを展開。「島渡り」を持つ《川の案内者、シグ》と「接死」を持つ《ツキノテブクロの選別者》がオランダ勢のライフを静かに削っていった。
対するオランダはロエルが《姿分け/Shapesharer》と《川床の水大工/Streambed Aquitects》を、ロバートが2体の《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil》を展開しつつ、しばらくは4点のダメージクロックを傍観。
続く北山の《忘却の輪/Oblivion Ring》にロエルが《妖精の計略/Faerie Trickery》を、ロバートの《炉かごの巨人/Hearthcage Giant》に北山が《砕けた野望/Broken Ambitions》を、と、それぞれのチームがカウンター呪文をつかったところで、オランダは大きく動きをみせる。
《ツキノテブクロのエキス》で《アメーバの変わり身》を葬り、その上で《姿分け/Shapesharer》の能力を起動。日本陣営の《骸骨の変わり身》と《川の案内者、シグ》をレジェンドルールによる対消滅で葬ったのだ!
そして、このビッグプレイがマッチの行方を決定づけたようだった。
オランダ代表チームは次々と強力なアタッカーを引き当て、ビートダウンを開始。《叫び大口/Shriekmaw》、《霊気撃ち/Aethersnipe》、《炉かごの巨人/Hearthcage Giant》、《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》からもう一体《炉かごの巨人》リアニメイト...
抵抗むなしく、日本勢は一敗地にまみれてしまうのだった。
オランダ代表チーム1、勝利!
Saturday, December 8: 9:33 p.m. – Round 22:オーストリア代表 vs 日本代表
by Daisuke Kawasaki
惜しくも21ラウンドでプレーオフへの権利を失ってしまった日本代表。
しかし、まだ最終ラウンドが残っている。ここでの勝敗が最終順位と獲得プロポイントに与える影響は大きい。
対するはオーストリア。こちらは、この対戦での勝敗に、プレーオフへの進出がかかっている負けられない勝負。代表同士、最後の意地とプライドがぶつかり合う。
北山/中田
北山の《高潮測り/Surgespanner》が《忘却の輪/Oblivion Ring》で処理されて、いったんは膠着状態が訪れる。
この膠着を打ち破るべく中田が《エルフの先触れ/Elvish Harbinger》でサーチした《傲慢な完全者/Imperious Perfect》は《外身の交換/Crib Swap》で除去されてしまう。
だが、土地がとまり気味だった中田にとっては、むしろ《エルフの先触れ》の方が重要なクリーチャーだった。そのマナから《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を。そしてアンタップ能力でマナを加速して《活力/Vigor》を降臨させる。
《眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending》を北山が《妖精の計略/Faerie Trickery》でカウンターすると、もはやオーストリアチームにこの化け物を対処する手段はなかった。
まずは日本チームが1勝。
秋山/小室
青黒と赤白のデックを使用するオーストリア代表チーム。
序盤を秋山の《森林の変わり身/Woodland Changeling》や《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》がせめたてる。オーストリアの《夢棄ての魔女/Dreamspoiler Witches》も《木化/Lignify》で処理し、とりあえずは順調なスタートを切る。
地上の戦力は消耗戦によって墓地に送られていくが、《鳥の変わり身/Avian Changeling》や《墨深みの潜り手/Inkfathom Divers》といった回避能力持ちがバトンを受け継ぐ。
しかし、オーストリアもまた、《思考の糸の三人衆/Thoughtweft Trio》で一気にライフを削りにかかる。すでに地上戦線は消耗しきった秋山と、回避に専念する小室はただ、このダメージを受けるしかない。
秋山が《チドリの騎士》、小室が《噛み付く突風、ウィドウェン/Wydwen, the Biting Gale》とダメージレース制するべく後続を追加するが、これはどちらも《砕けた野望/Broken Ambitions》でカウンターされてしまう。
だが、これによって手札を消費しきったオーストリア代表。《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》《川床の水大工/Streambed Aquitects》と場に追加することを許してしまう。すでに、《水流を読む者/Judge of Currents》が場にいる小室。
一方のオーストリア代表も《ゴールドメドウの侵略者》を場に追加し、膠着状態に。
なるかと思われたが。
オーストリアが、《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft》をキャントリップとして使用したところ、さらにドローしたのは《思考の糸のうねり》。ちょうど《妖精の計略》も手札にあり、それならばとばかりに《思考の糸の三人衆》に追加して、《ゴールドメドウの侵略者》もアタック。
予想通り《川床の水大工》でブロックされ、《思考の糸のうねり》でやっかいな《川床の水大工》を処理、カウンターも用意して、万全のはずだったのだが...小室が使用したカウンターも《妖精の計略》。オーストリアチームは顔を見合わせ苦笑い。そして、苦笑い。小室の《妖精の計略》を何度もみては顔を見合わせて苦笑いを続けるオーストリア代表。
一方的に《ゴールドメドウの侵略者》を失ってしまい、《妖精の計略》も《木化》に使わざるをえなくなったオーストリア代表。結果、きわどいダメージレースを日本代表が華麗に制したのだった。
日本代表、念願の9点獲得。
終了後、秋山が語る。
秋山 「とにかく、スイスが強すぎました。もう、スイスという国が怖いです。結局僕らは練習が足りなくて、彼らは練習を積んできた、その差でしたね」
残念ながら、3年連続のプレーオフ進出は果たせなかった日本代表。秋山の言うように、後悔する要素がなかったとはいえないだろう。
だが、最後の一戦で意地を見せ、4位入賞という成績を残した代表チームには、心から賞賛の拍手をおくりたい。
Saturday, December 8: 10:30 p.m. – マジックプレイヤー的休日の過ごし方
by Daisuke Kawasaki
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豊富なサイドイベントも世界選手権やプロツアーの大きな魅力
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毎年、世界選手権の土曜日は国別対抗戦が行われる。今年も日本代表の4人が、6ラウンドの長丁場を戦い抜いている。
ということは、逆に言えば、その他の多くのプロプレイヤーにとって、今日は休日にあたるといえるのではないだろうか?
そこで、ここでは、会場のプロプレイヤーたちがどのように休日をすごいしているかを簡単にレポートしよう。
さて、先ほどのレガシーデックの記事で斎藤 友晴(東京)がレガシーのサイドイベントに参加している事を伝えたと思うが、実はこのイベントWin A Car Tornamentという今大会の目玉イベントの予選である。
Win A Car Tornamentというのは、優勝賞品が2万ドル相当の特製マジックカーという豪華イベント。しかし、連日行われる予選を抜けなければ参加権を得られないという厳しいイベントなのだ。昨日・一昨日と本戦を戦っていたプロプレイヤー達にとってみれば、今日が最後のチャンスなのだ。
そして、なんと予選のレギュレーションは、レガシーだけではない。こちらもTwo-Head Giantでも行われているのだ。いや、アメリカでの人気を考えれば、むしろこちらが本命なのではないか。
親子からカップルまでものすごい人数の参加者に紛れて、八十岡・金子の「四天王チーム」や、中村・中島の「中・中チーム」そして栗原・浅原の「チーム頓死」といった、普段あまり見かけないチームの姿を見かけられる。
ちなみに、チームメイトの金子を八十岡に奪われた樽 元気(神奈川)が選んだチームメイトは...なんと森 勝洋(大阪)。余裕なのか貫禄なのか。
森の事はおいておくとして、決勝ラウンドに進んだプレイヤーにとっては、この休日が最後の調整時間となる。探してみれば、大塚 高太郎(神奈川)が暇そうなプレイヤーを見つけては最後の調整を。
さらに会場を見渡せば、森田 雅彦(大阪)がドラゴンストームで中野 圭貴(大阪)の相手をしている。横で見ている藤田 剛史(大阪)が的確なアドバイス。
もちろん、人数がそろえばチームドラフトが行われるのがプロツアーの常。津村 健志(広島)・大澤 拓也(神奈川)・廣澤 遊太(大阪)というリミテッドドリームチームが、Antonino De Rosa(アメリカ)率いるアメリカチームとドラフト。その隣では、鍛冶と大礒が対戦相手を探しているといった具合だ。
残念ながら森とのチームを解散した樽も、三田村 和弥(千葉)、高橋 優太(東京)とのチームできっちり勝利を納めていたところ。あれ、高橋は確か...
高橋 「本当はウルザブロックシールドのサイドイベントでたかったんですけど、先着32名に入れなかったんですよ...」
なにはともあれ、マジックプレイヤーが休日にやるのもマジックだったということで。
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