「タイムシフト」されたこのプロツアー神戸のキーワードは過去への回帰だった。しかし、その結末として注目されたのは未来であり、新しい息吹だった。
チャンピオンの栄冠を掴み取ったのは17歳のJan-Moritz Merkel(ジャンモーリッツ・メルケル)で、これは彼にとって初参加となるプロツアーだった。Merkelはドイツのハンブルグ在住のプレイヤーで、伝説の王者Kai Budde(カイ・ブッディ)が2003年に最後に記録して以来となるプロツアー・タイトルを母国へともたらした。ハンブルグというのはBuddeが活動拠点としていた町でもある。
強力な「変異」と「瞬速」をフィーチャーした青緑をドラフトしたMerkelは、決勝戦でブラジルのWilly Edel(ウィリー・エデル)の「苗木」軍団とまみえた。そしてMerkelは《塩水の精霊/Brine Elemental》が変異解除するときの能力によって擬似的な《Time Walk》を起こし、時の流れを制したのだった。
マジック:ザ・ギャザリングの過去と未来を論じるにあたって、やはり現在のことを無視することはできない。現在、すなわち、ここ二年間のトーナメントシーンを支配している日本勢は今大会も3名のプレイヤーを決勝ラウンドに送り込むという健在ぶりを見せつけたが、同時に、3名とも準々決勝で姿を消してしまっている。
数ヶ月前、Jan-Moritz Merkelは成功を夢見て予選大会に挑戦するプレイヤーだった。そして、少年は時のらせんを制してプロツアーチャンピオンになった。
PT神戸、PT名古屋、世界選手権横浜大会と守り続けてきた自国プロツアー・タイトルの流出を許してしまったということは――このまま時の流れが加速していってしまうことを示唆するものなのだろうか。
そして、日本勢がリードを守ったまま2006年のプロツアーシーンは千秋楽、世界選手権パリ大会を迎える。間違いなく、これは見逃せない戦いになる。
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Quarterfinals |
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Semifinals |
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Finals |
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Champion |
| 1 |
Tomoharu Saito
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Jan-Moritz Merkel, 3-2
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| 8 |
Jan-Moritz Merkel
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Jan-Moritz Merkel, 3-1
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| 4 |
Kenji Tsumura
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Bastien Perez, 3-1
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Jan-Moritz Merkel, 3-1
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| 5 |
Bastien Perez
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| 2 |
Takahiro Suzuki
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Willy Edel, 3-2
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| 7 |
Willy Edel
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Willy Edel, 3-1
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| 3 |
Thomas Didierjean
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Thomas Didierjean, 3-2
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| 6 |
Bram Snepvangers
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観戦記事
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ベスト8最終順位
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| 1. Jan-Moritz Merkel |
$40,000 |
| 2. Willy Edel |
$22,000 |
| 3. Bastien Perez |
$15,000 |
| 4. Thomas Didierjean |
$14,000 |
| 5. Kenji Tsumura |
$11,500 |
| 6. Bram Snepvangers |
$11,000 |
| 7. Tomoharu Saito |
$10,500 |
| 8. Takahiro Suzuki |
$10,000 |
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