33点、一位の Sim(マレーシア王者)。31点、三位の Zvi。
共に最終日入りを十分に狙える絶好の位置。この Sim、中々のキャラクターの持ち主で、ラウンド 13 の対戦相手、Raphael Levy をつかまえて次の会話を。
Han 「今までプロツアーに出たことあるの?」
Raphael 「...数えられないぐらい」
Han 「Best8に入ったことは?」
Raphael 「...二回かな」
Han 「じゃぁ、勝ったことはないんだ」
Raphael 「...」
Game 1
青緑のテンポ型スレッショルドデッキを使用する Zvi は《留意/Mental Note(JU)》から《入念な研究/Careful Study(OD)》と続ける。これにより墓地には《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》、場には《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TO)》が。
一方、黒コントロールを使用する Sim は、《ナントゥーコの影/Nantuko Shade(TO)》から。Zvi の《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》を確認してから、ただ一つの緑マナを《腐臭の地/Rancid Earth(TO)》で破壊する。
これが、効いた。緑マナを失った Zvi は何も行動を取れず、仕方なく《行き詰まり/Standstill(OD)》を使用し一端ゲームを封印する。互いの場にある生物が全力で殴り合う。
だが、先に弱音を吐いたのは Zvi 、《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers(TO)》から致死のエナジーが影に注がれると、己の封印を自ら打ち破る。
《霊気の噴出/AEther Burst(OD)》
Thx。嬉しそうにカードを引く Sim。
もう複数枚、せめてあと一枚バウンスがあれば展開も解らなかったが、Zvi の手札で出番を待っていたのは、破壊された緑マナを恨めしそうに見る緑の生物群。
もっとも、そんな彼等も《精神ヘドロ/Mind Sludge(TO)》で直ぐに後を追うのだが。
ちょっと後に Zvi 自身も。
Han 1 - Zvi 0
Game 2
場に一体だけの《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》に向けて使われる《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》。
「ワラないんだよね。」
しょんぼりと犬を墓地に送りながら、返しで黒に耐性のある《熊の谷/Bearscape(OD)》を場に。処理されることのないエンチャントで墓地のカードを《消えないこだま/Haunting Echoes(OD)》から守りつつインスタントで場に生物を出せる素晴らしいカードである。
時間があれば。
Sim は一本目のキーカードとなった腐臭の地を再び。三枚並んだ森の中から適当な一枚を。
Zviが《熊人間/Werebear(OD)》を出すと、それを迎える二体の影。速攻デッキであるはずの Zvi 側がビートダウンの危機に晒される。
土地を五枚揃えた Sim は、手札にある二枚のソーサリーを見ながら考える。ヘドロがもし通るならゲームはそこで決まったようなものだが、三枚残った Zvi の手札は何だろうかと。もしそれが生物なら普通に場に出されてよさそうなものだ。それがもし土地なら問題ないし。ということで、まずはただ一枚の島に対して腐臭の地。
勿論、これには《被覆/Envelop(JU)》が。
二体の影がしゅたたたたと走り、Zvi 14、Sim 16。
ようやく生物を引き当てた Zvi がルートワラを召喚するも、Sim には《陰謀団の貴重品室/
Cabal Coffers(TO)》が。またもや生み出される凄いマナ。
バウンスがあるかもよ?
と Zvi が精神的プレッシャーをかけるが、Sim は全く動じない。通った影を五回パンプ。ワラにブロックされた影に対しては
「特に何もしないよ」
再び先に根を上げる Zvi 。ワラをパンプ。だが、じゃぁ俺も付き合うかと、それを上回る量のパンプを行う影。ワラは早くも引退興行。
続けて、雑種犬を召喚するが、余りにも遅すぎた。二体の影と貴重品室を見ながら
「こりゃあかんわ」
なんかキャラ勝ちの感まである Sim 。
二人は決勝で会おうと熱い握手を。
Sim 2 - Zvi 0
Sim Han How
Black Control