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Top 8 プロフィール

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Tribute: Kai Budde
 ベニスへの国内最終登竜門。広島に集合した約400名のマジック野郎。その中から僅か 八つの席を勝ち取った勇者達。そんな彼等を今回のデッキ選択理由を含めて紹介しよう。


 ■ 木下淳一(Goblin Burn)

とーれたーてぴーちぴち
 札幌 6 位、宇都宮 8 位に続き、三回連続グランプリベスト 8 入りを果たした木下。木下と言えば蟹であり、木下と言えばデッキ登録ミスであったりするのだが、何故か蟹を食わなかった今回はデッキ登録ミス無しに一番手でベスト 8 入りを決めている。

 ひょっとして蟹はデッキ登録ミスの使者なのか。是非次回は改めて蟹を食ってこの仮説を確認してみて欲しい。


 ■ 藤田剛史(Goblin Burn)

準々決勝のマッチアップはいじめや
 男には勝たねばならない時がある。
 
 構築といえば藤田ことローリーの出番だ。そして、次にベニスで行われる Pro Tour のフォーマットはオンスロートブロック限定構築。藤田としてはぜがひにも行きたいところである。先日の Pro Tour シカゴでも様々な海外勢からローリーは戦力としての活躍を期待され交渉・接触を受けていた。

 しかし、そこでローリーが答えていた台詞は。

 「ベニス 高すぎるよ。I have no money!」

 そう、なんとここのところ成績を残せていなかったローリーにはその旅費が高すぎるというのである。シカゴで初日落ちしてしまったのも響いた。
 しかし、天は彼にチャンスを与えた。

 「優勝か準優勝なら。」

 Grand Prix 広島は彼にとって別の意味での登竜門だったのだ。

 今回、赤単を選んだ理由は?

 「適当。いや、しいていえばメタゲーム。サイカに勝てるし。」


 ■ 東大陽(Enchantress)

本日の風雲児
 最終戦まで全勝、ポール・トゥ・ウィンを目指す木下に対して最後の難関となったのが東だ。大量のエンチャントとエンチャントレスを利用し、とどめにリミテッド環境では「何これ?」と言われる《気流の言葉/Words of Wind》を決め技に用いている。例えば、《肥沃な大地/Fertile Ground》をセットしてはその分のドローを《気流の言葉/Words of Wind》で変換し、エンチャント自体を手札に返し、戻したエンチャントをセットしては再び変換して手札に戻す。これの繰り返しにより相手の全てのパーマネントを戻した上で、完全なるのどかな圧殺を。なんとも恐ろしく面白いデッキである。

 今回勝ち組となっている赤単に対して圧倒的な効果を持つ《プロパガンダ/Propaganda》を 2 ターン目に貼れるのも心強い。いくらゴブリンを並べようと、殴れないのでは意味が無い。

 東は、しばらくの間マジックを離れていた。離れる前は何を使っていたのかって? そりゃ勿論エンチャントレス。じゃ戻った今は? そりゃスタンダード・エクステンドで共に延々とエンチャントレスに決まっているじゃないですか。

 まさにエンチャントレスの申し子。

 「馬鹿周りしたラッキースライと、1ターン早く決まっちゃう Angry Hermit 以外なら大丈ですよ。」

 しっかりとした口調で語ってくれた東。決勝での活躍に期待したい。


 ■ 檜垣貴生(Turbo Upheaval)

この顔にピンと来たら Upheaval
 PT Houston 72 位、Finals 2002 準優勝。現エクステンド環境で、じっくりとこの "Turbo Upheaval" デッキを温めてきたのが檜垣だ。檜垣といえばこのデッキ。そして開催地広島は檜垣のお膝元。

 「Round 3 で、いきなり《粉砕の嵐/Shatterstorm》くらいましたよ。」

 ちょっと珍しいサイドボードカード。何で入ってたのか気になって聞いてみたら、その答えが

 「広島ですから。」

 恐るべし、お膝元パワー。この場合は、負の力ですけど。


 ■ 藤田修(Steroid)

ふじしゅーは赤単だと信じていたのに
 「個人戦でベスト 8 入るの凄い久しぶりですよ。」

 実にシンガポールで行われた APAC 以来。そもそもその APAC っていつだったか覚えてないぐらいの久しぶりだ。団体戦では、成績を残しているふじしゅー(藤田)だが個人戦ではほんまに久しぶり。

 今回使用したのは、本人曰く

 「だいぶメッキが剥がれてきたステロイド」

 謙遜が大分入っているが、最終戦でシルバーコレクターの雄、森田雅彦を破り見事にベスト 8 に滑り込んだ。


 ■ 田淵厚志(BG Reanimate)

愉快な堅実派
 「アデプト潰れて以来、ほとんど大会出てません。」

 大阪の大学四年生、田淵。Finals に二度、日本選手権にも一度出場している田淵は今回もレーティングでの Bye 3 をしっかり確保していた実力派。無名の強豪というやつだ。今は、"三国ヶ丘パル"という店で練習を積んでいる。

 今回、田淵が広島用に選択したのは黒緑のリアニメイトデッキ。直前のトライアルで黒単のヴァージョンを使用し、結構な好感触を得た田淵。でもさすがに単じゃないだろうということで、黒緑に変更をしたものだ。

 ちなみに、この黒緑は Finals でローリーが使用し一気にブレイクしたものだが、実際の制作者は大阪の田代。田淵もその田代から話を聞いたりしている。聞いているんだが、二日目その田代と崖っぷちで対戦してしまうことに。なんでも、しっかりと勝利し親孝行をしたそうである。

 親孝行ついでに書くと、来年大学を卒業した後は鳥取の実家に戻り、鳥取県庁に勤務が決まっているそうだ。

 田淵が、鳥取の誇りを賭けて今戦いに赴く。


 ■ 康志相(Aluren)

友の為
 99年の世界選手権、昨年の GP 福岡に続いて三度目の来日となる康。
 今回がメジャートーナメントで初のベスト 8 入りとなる。しかし、それを決めた最終ラウンドには隠されたドラマが。

 言葉の解らぬ異国の地で参戦する大会。だが、後一勝で決勝だ。さぁ頑張るぜ! そして共に来た仲間の一人も最終戦次第ではベスト 8 入り。よし、お前も頑張るんだ!

 だが、運命とは皮肉なもの。その友人と彼のマッチが組まれてしまう。共に勝たねばならない一戦。それに勝利し、友の思いを胸に庚は決勝のステージに立つ。


 ■ 中野圭貴(Black Deck Loose 2003)

次は試合前に聞くからね
 始めに。

 このインタビューは時間の都合により、準々決勝で中野が負けちゃった後に聞いている事を始めにお断りしておきます。ほんまにすいません。苦笑しながらも引き受けてくれた中野、ありがとう。

 昨年の日本選手権ベスト 8、Finals 初日全勝と台頭著しい若手勢の一角を占めるのが中野、通称スカージ。今回、かなり人気薄の黒単を選んだ理由は何だったのだろうか?

 「《強迫/ Duress 》と《陰謀団式療法/ Cabal Therapy 》が四枚入ってればどんなマッチアップでも楽勝だからです。」

 と強い口調で自身満々に語ってくれた。ちなみにどのぐらい強い口調かというと、横で見ていた森田雅彦が面白がって「そう書いちゃって下さい。」と言われたから調子に乗って本当にそう書いちゃったぐらいの口調。

 本当の事を書くと、微妙に安心感があるから、ってぐらいだろうか。

 ちなみに、Black Deck loose 2003 という名前は Red Deck Win 2002 の半パクだそうで。

 一応聞いてみました。

 初戦は《魔の魅惑/Aluren》を使う康との勝負が決まっているけど、それに向けて一言何か。

 「Therapy はどんなときでも、《心の管理人/Heart Warden》。言わないやつはくずです。」

 詳しくは Josh Bennett の書くマッチレポート(英語版)を参照下さい。

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