Round 7

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藤本 太一(東京) vs. Luis Scott-Vargas(アメリカ)

かえってきた「強いアメリカ」の象徴、ルイス・スコット=バーガス
昨シーズン、ついに完全復活を遂げたアメリカンマジック。

そんな強いアメリカの象徴とも言える存在が、Luis Scott-Vargas(アメリカ/以下LSV)だ。

特にここ数ヶ月の実績はすさまじく、グランプリ2回にプロツアー1回を、『優勝』しているのだ。繰り返すが、トップ8ではなく、優勝だ。

そして、この京都でもLSVは初日全勝街道をひた走っているというのだ。

Round 6では生まれ変わったニュー八十岡を打ち倒したLSVを誰が止めるのか、というのが本大会の一つの見所となるのは間違いないだろう。

初日最終戦において、その権利を獲得したのが、GP静岡トップ8入賞経験をもつ藤本 太一(東京)だ。

藤本は、すでに一度引き分けをしているため、全勝対決とはならなかったが、しかし、ある意味賞金ハンターとして、全勝以上に価値のある勝ちを手に入れるチャンスに恵まれることとなった。

果たして、LSVが安定感バツグンに初日全勝を果たすのか。

それとも、藤本が大金星をあげるのか。

Game 1

藤本は2ターン目に《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》をキャスト、しかし、返しで《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》によって除去されてしまう。

しかし、それでも《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher》《エスパーの鵜/Esper Cormorants》と続けて展開すると、《天空の先達/Welkin Guide》で一気に打点を上げていく。

しかし、対するLSVも《軽蔑するエーテリッチ/Scornful AEther-Lich》《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle》と盤面を追加していく。

ここで藤本は《塔のガーゴイル》をバウンスし、一気に飛行クリーチャー3体でLSVのライフを削る。

ここでLSVが《冷静な天使/Stoic Angel》をキャストしたことで藤本の航空戦線は押しとどめられてしまったように見えたのだが《天使の祝祷/Angelic Benediction》によって最後の数点を押し込んだのだった。

藤本 1-0 LSV

藤本がシャッフルをしながら、大きく息を吐く。

前に座る男の威圧感に対抗するかのように。

大金星を狙う藤本!
Game 2

お互いに全景によって色マナを揃えていく序盤の展開。

まず、動きを見せたのは藤本。《カターリの金切り声上げ》で飛行クロックを刻む。

一方のLSVは、2枚目の全景でなおも必要な色マナを模索している段階である。

藤本もストップしてしまった土地をサーチするべく《抵抗の微光/Gleam of Resistance》を基本土地サイクリングするが、その土地セットから《ヴァレロンに仕える者》をキャストし、土地問題を一端の解決とする。

だが、ここでLSVが《冷静な天使》をキャストしてきたことで、事情が大きく変わってきてしまう。

結局マナをだすと攻めが止まるという矛盾に悩まされることとなってしまった藤本。

ここでいったん長考する。

そして《ヴァレロンに仕える者》をキャストしての《波掠めのエイヴン/Waveskimmer Aven》のキャストではなく、《エスパーの鵜/Esper Cormorants》をキャストし、その後に《波掠めのエイヴン》をキャストするプランを選択する。

だが《波掠めのエイヴン》で《冷静な天使》をブロックした所を《水膨れ虫/Blister Beetle》で対処されてしまう。

それでも藤本は《送還/Unsummon》で《冷静な天使》を手札に戻すと、LSVのライフを削り続ける。

しかし、LSVも《冷静な天使》をキャストし直すと、さらに《潮の虚ろの大梟/Tidehollow Strix》《グリクシスの奴隷使い/Grixis Slavedriver》《グリクシスの戦闘魔道士/Grixis Battlemage》と盤面に展開して藤本にプレッシャーを与えていく。
なんとか5枚目の土地を引き当て、最後のLSVの1点のライフを削るべくクリーチャーを展開していく藤本だったが、自身の最後の数点のライフを《軽蔑するエーテリッチ》から守る術を引き当てることができなかったのであった。

藤本 1-1 LSV

Game 3

《森》さえ引ければ最高の展開、という手札をキープする藤本。

結局序盤に《森》を引き当てる樋う最高の回りはできないものの《抵抗の微光》の基本土地サイクリングで《森》を引き込む。

最初に展開した《ヴァレロンに仕える者》こそ《肉袋の匪賊》によって墓地に送られてしまうが、続いて《カターリの金切り声上げ》《野生のナカティル/Wild Nacatl》と1ターンの間に場に並べる。

その間にLSVは《バントのオベリスク/Obelisk of Bant》でマナをのばし《急使の薬包/Courier’s Capsule》で手札を充実させる。

《カターリの金切り声上げ》を《苦悶のねじれ/Agony Warp》で除去されてしまっても、《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》を追加し、さらに《印章持ちの聖騎士/Sigiled Paladin》を追加と、ドンドンと盤面を展開していく。

《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》によって航空戦線である《聖域のガーゴイル》こそ除去されてしまうものの、攻撃の手をゆるめない。

しかし、そんな藤本の前に降臨するのが《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》である。

その能力で藤本のクリーチャーを次々と奪い、《圧倒する波/Resounding Wave》で再利用されてしまうと、さすがの藤本も首をうなだれたのだった。

藤本 1-2 LSV

こうして、LSVは初日全勝を果たした。

LSV超特急を止めるのは誰だろうか。

明日の戦いに期待したい。

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